トランプ氏の副大統領選び、忠誠心を重視か 以前は「背信」経験も

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ミルウォーキー=合田禄
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 15日の共和党全国大会では、直前に銃撃を受けたトランプ前米大統領(78)が求心力を高める状況が鮮明に映し出された。共和党の「トランプ色」が純化する傾向は、副大統領候補にも示された。人選からは、トランプ氏が自らに対する「忠誠心」を特に重視したことがうかがえる。

 副大統領候補となったJ・D・バンス上院議員(39)は15日夜、早速FOXニュースの番組に出演し、トランプ氏から信頼を得ることを「非常に大切にしてきた」と語った。

 だが、トランプ氏が初めて大統領選に挑んだ2016年の時点では、バンス氏はトランプ氏に批判的な立場だった。「私は『(トランプに反対する)ネバー・トランプ』の男だ。彼を決して好きではない」とも語っていた。その後、態度を一変させる。トランプ氏の集会に足しげく通っては絶賛し、トランプ氏が裁かれたニューヨークの裁判所を訪れ、報道陣を前に強く擁護したこともあった。

 事前の予想では、白人男性の…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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