トランプ氏「半分ではなく、全米の大統領に」 銃撃後の指名受諾演説

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ミルウォーキー=合田禄
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 トランプ前米大統領(78)は18日、共和党大統領候補としての指名を受諾した。13日の銃撃事件で負傷して以来、初の演説に臨み、銃撃の瞬間を生々しく語った。「瀕死(ひんし)の危機をくぐり抜けた指導者」のイメージを打ち出し、国民の「団結」を訴えた。ロシアの侵攻によるウクライナでの戦争などを「(バイデン)現政権がもたらした国際危機」だと主張し「全て終わらせる」と述べた。

 トランプ氏は党大会の初日から4日連続で党大会の会場に現れた。いずれも事件を想起させる「右耳のガーゼ」を付けた姿で登場。党大会はトランプ氏への称賛で一色の様相となり、最終日18日、トランプ氏本人の演説で締めくくられた。

 トランプ氏は事件について「…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年7月19日14時16分 投稿
    【視点】

     トランプ氏の受諾演説に関しては、どの部分に報道する価値があるかという点で、各紙ごとに判断が分かれている点が興味深いです。  「朝日新聞」が報じませんでしたが、「日本経済新聞」は、銃撃事件をトランプ氏がどう受け止めているかについて焦点をあ

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    佐橋亮
    (東京大学東洋文化研究所准教授)
    2024年7月19日14時18分 投稿
    【視点】

    1時間半の演説は聴いていても長かったのですが、同時にトランプ前大統領が気力体力に満ちあふれていることを示しているかのようでした。 演説冒頭は、銃撃事件について語り、亡くなった聴衆への配慮、黙祷と、しんみりとした入り方でした。 ただ途中か

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