防衛省不祥事 月末にも閉会中審査 「報告漏れ」受けて前倒し

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小木雄太 小林圭
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 自民、立憲民主両党の国会対策委員長は19日、国会内で会談し、防衛省で相次ぐ不祥事を審議する閉会中審査を、今月末にも開くことで合意した。自民は当初、8月中の開催を検討していたが、防衛省が自衛隊員の逮捕事案を国会に報告していなかったことが18日に発覚。ことの重大性を鑑みて開催を前倒ししたという。

 両党の衆参国対委員長は19日午前に相次いで会談し、衆院は安全保障委員会、参院は外交防衛委員会で閉会中審査を行うことで合意した。衆院は7月30日または31日、参院は8月1日または2日、木原稔防衛相らが出席する方向で調整している。

 防衛省では、川崎重工業の裏金接待疑惑や海上自衛隊員の「潜水手当」不正受給など、問題が相次いで発覚している。速やかに国会で審議するように求める立憲に対し、自民は当初、8月中旬以降の開催に向けて調整に入っていた。ところが、防衛省が18日午後に開かれた立憲の会合で、直前に開催された衆院安保委理事懇談会では報告していない逮捕事案を明らかにした。

 自民の石井準一参院国対委員

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この記事を書いた人
小木雄太
政治部
専門・関心分野
国内政治、外交