強権15年、バングラデシュ首相へ不満爆発 一気に退陣「民衆の力」

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バンコク=笠原真 武石英史郎
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 バングラデシュで約15年にわたり強権的な統治を続けたハシナ首相が5日、一気に退陣に追い込まれ、国外脱出した。現地では積もり積もった国民の不満が爆発し、喜びと混乱が広がっている。

 「長期政権が民衆の力で倒れた。歴史的瞬間だ」。首都ダッカに住む会社員のマフズ・イスラムさん(29)は5日夕、朝日新聞の電話取材に興奮気味に話した。デモには参加しなかったが、軍が暫定政権の樹立を発表した5日午後から街にくり出した。「この日を国民みんなで祝いたい」

 ダッカに住む40代の大学職…

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この記事を書いた人
武石英史郎
アジア総局長|東南アジア・南アジア・太平洋担当
専門・関心分野
アジア、グローバルサウス