郡山産食材を期間限定で商品化 市制100周年記念 セブンなど
福島県郡山市の市制施行100周年を記念し、コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパンと県内スーパー大手ヨークベニマルが期間限定で、郡山産の食材を使った商品を県内の店舗で販売する。
記念商品は、郡山産の大葉やナメコを使った総菜、ブランド米「あさか舞」の米粉を使ったパン、酪王牛乳を使ったご当地パン「クリームボックス」など全23品。素材の食感や香りをいかした、幅広い年代で楽しめる商品に仕上げたという。
21日、両社が郡山市役所を訪れ、商品をお披露目した。セブン―イレブンは50年前に市内1号店が同市虎丸にオープンし、翌75年に全国初の24時間営業店舗となった。当時の店長は、両社の親会社セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長だったという。
ヨークベニマルは76年前に市中心部で紅丸商店として創業した。同社の真船幸夫会長は「郡山市や市民に支えられ成長してこられた。今後も市民の食生活が豊かになるよう努力していきたい」と語った。
総菜を試食した品川万里市長は「塩分控えめ、栄養も豊富でおいしくいただいた。100年後も市民に愛される商品を作り出していただきたい」と話した。
記念商品は今月27日から9月9日まで、県内のセブン―イレブン422店舗、ヨークベニマル78店舗で、一部共通で販売する。ヨークベニマルでは27~31日に100周年記念フェアを開催する。(斎藤徹)
- 斎藤徹
- 郡山支局長
- 専門・関心分野
- 人口が減っても持続可能な地域づくり