剣道部員のいじめ自殺訴訟、当時の先輩1人が謝罪し和解 福岡地裁
上月英興
東海大福岡高校(福岡県宗像市)の剣道部の男子生徒(当時17)が2021年に自殺し、いじめたとされる当時の先輩4人に生徒の母親が損害賠償を求めた訴訟は4日、福岡地裁(加藤聡裁判長)でうち1人との和解が成立した。この訴訟で和解は初めて。
原告側によると和解内容は、別の先輩が男子生徒に性的暴行をした際、被告が体を押さえるなどして補助したことで重大な精神的な苦痛を与えたことを認め、生徒と母親に真摯(しんし)に謝罪することなど。被告側から慰謝料が支払われたが、金額は非公表としている。
和解後に記者会見した母親は…
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