プラごみ汚染、世界で年5千万トン 各国の排出量を分析、中国は4位

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玉木祥子
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 プラスチックごみによる汚染の原因を一番つくっているのはどの国なのか――。英リーズ大の研究チームが、機械学習などを活用して世界の5万以上の自治体を調べた結果を5日、英科学誌ネイチャーに発表する。

 プラごみが適切に回収されない場合、「処分」の方法は主に二つ。屋外で燃やされるか、ポイ捨てされるかだ。燃やせば有害物質が発生し、健康被害などにつながる恐れがある。ポイ捨てされれば川などを通じて海に流出、細かくなってマイクロプラスチック(5ミリ未満)となり、回収できず環境を汚染する。

 チームは、世界の5万702自治体から5ミリ以上のプラスチックが環境中にどのくらい排出されているのか、政府や自治体の公表データや国連の統計などを機械学習という手法を使って分析。その結果、2020年には、世界全体で年間5210万トンが適切に処理されずに環境中に排出され、このうちの57%が燃やされ、43%が未焼却の状態で放置されていたことが分かった。

 国別の排出量を調べると、最…

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