兵庫県民が知事をリコールするには 必要署名66万筆、ウェブNG
どうして兵庫県民は知事をリコール(解職請求)しないのか――。
兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会は19日に知事の不信任決議案を可決する公算が大きいが、SNSにはこうした県民のリコール運動を求める意見が目立つ。ただ、66万筆に及ぶ署名数が必要などハードルは高く、具体的な運動にまでは至っていない。
7月19日、兵庫県庁前に約200人が集まり、「辞職しろ!」といったボードを掲げながら知事の辞職を求めた。
ただ、参加した男性(76)=神戸市西区=によると、参加者の間で「リコールはどうか」という話が出たが、必要な署名数が膨大すぎて早々に諦めたという。
男性は昨年あったプロ野球の優勝パレードをめぐって県の補助金増額分を信用金庫に寄付金としてキックバックさせた疑惑に触れ、「知事の地位についたらなんでもしていいのか。辞めるべきだ」と断じるが、「リコールは無理だろうと思った」ともこぼす。
知事リコール運動、成立した例は…
リコールは地方自治法が定め…
- 【視点】
あまりに高いハードルでは、制度があったとしても意味がなく、知事は自分で決断しない限り、続けられてしまうという現状なのではないでしょうか。また、プライバシーの問題など、誰が署名したのかも公開されてしまう状況では、意思表明にも大きなハードルがあ
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兵庫県の内部告発文書問題
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