一般的に日本で夏山に登るとき、登山道を通ります。 人気の北アルプスなどでは、矢印や看板が設置され、足元が木の階段状になるなど、歩きやすく整備されていることが多いです。 これに対し、岩登りの場合は「バリエーションルート」と呼び、登山道から

世界に8000ｍ峰は14座あります。 その頂はかなり昔に登頂され、それより標高の低い山を含めても世界中に「未踏峰」は少なくなっています。 では、世界の登山家は何を求めて山に登るのか。 今は、より困難なルートをどんな方法で登るか、

「パキスタンで40代と30代の日本人が滑落」という一報に触れたのは7月下旬の夜中のことでした。 嫌な予感がしました。 今年はパキスタンで複数の日本人が遭難しています。 この時期にパキスタンの高峰に登っている日本人といえば

ちょうど1年前の夏、私と平出和也さんは山小屋の同じ部屋に泊まっていました。 90歳のプロスキーヤー三浦雄一郎さんが車いすで富士山の山頂をめざすことになり、私は取材する記者として、平出さんはサポートするメンバーの一人として参加していま

富士登山を成功させるポイントは高度順化です。 日本第2位の北岳（南アルプス）でも標高3200ｍ未満なので、国内で標高3200ｍ以上のエリアに滞在する環境は富士山しかありません。 5合目から登っても疲労がたまってきたところで最も苦し

一般論ですが、1000メートル高度が上がるごとに気温が6度下がると言われております。 山頂まで3700メートルの差がありますから、単純計算でも約20度マイナスとなります。 ご来光を見ようとすれば、早朝に行動することになります。 東

北アルプスなど人気の山やコースは、地元の人たちによって登山道が整備され、踏み跡もはっきりしていることが多いです。ですから、道迷いのリスクは比較的少ないと言えます。ピークシーズンとなれば、どこかに人の姿もあるでしょう。 一方、今回指摘されて

なぜ公文書を保存しなければならないのでしょうか。 デジタル化が進んで、ペーパーレスが主流となった中では、むしろ「断捨離」を進めてもよいのでは、と考える人がいるかもしれません。 国や独立行政法人に関する公文書について規定した公文書管理法は

「黒い幕」問題を考えるとき、「マナーの悪い人はお断り」だけで解決につながるのか、私の視点はやや懐疑的です。 「撮りたい」と思う人の意欲を止めることはなかなか難しく、ここがだめなら、ではここで、という動きが次々と起きるのでは、と考えます。

富嶽三十六景には様々な富士山が描かれています。 富士山は登ることも人気ですが、歴史をたどってみると、どちらかと言えば「見る」ことで多くの人を引きつけてきたと思います。 いつでも、だれでも登れるわけではなく、一般的に登山ができるのは夏の2

山に登るとき、皆さんは紙の地図を持って行きますか？ 国土地理院発行の縮尺2万5千分の1の地形図を頼りに登っていた時代から、登山アプリやGPSが主体の登山に変わっていると思います。 地図はなくてもスマホ一つあれば、登山はできる。 そんな認

雪崩とともにこの時期の登山で注意したいのが、気象遭難です。 大型連休中は晴れて暑いほどの気候になることもあれば、ひとたび荒れれば、一気に冬に逆戻りです。 過去、急な天候悪化が原因とされる遭難は何度も起きています。 出発前に天気予報をこ

地方に行くと無人駅を見かける機会は多いですが、長野県内は7割と知って驚きました。 鉄路自体の維持や管理も人口減少社会で課題になっていますが、駅も同様と言えると思います。 効率化を考えれば、やむを得ない判断かもしれませんが、利用客にとって

登山とは自己責任のスポーツです。 登るのか、登らないのか、それは基本的には登山者自身に委ねられています。 テーマパークのように安全が管理されているわけでもなく、遭難のリスクを背負って山に入ります。 東京の高尾山で

今シーズンは暖冬・少雪で既に営業をやめてしまったスキー場もあります。 ただでさえ、「ゲレンデ離れ」が指摘される中、スキー場側にとっては痛手となるシーズンになっています。 そうした中で、スワロースキーの丸山社長は以下のように述べてい

学生時代に基礎スキーをしていました。 20年以上前の話です。 「カービングスキー」という言葉が使われ始め、今ではR20ｍ以下が標準の「サイドカーブ」がきつくなり始めた時代です。 基礎スキーヤーといえばOGASAKA。

「無事救出」。命は助かった。良かった、良かった。 果たしてそうでしょうか。 もちろん命を落とす痛ましい遭難事故にならなかったという面では「良かった」なのかもしれません。 でも、きっとそれは「ヒヤリ」「ハット」の事例であり、

戦国時代を生きた上杉謙信と武田信玄。 川中島で激しい戦いを繰り広げられたことで知られています。 だから、越後国と甲斐国は「敵同士」という関係になります。 ＊　＊　＊ 今回の記事は、戦国の世から500

2024年は新潟県中越地震から20年となる年です。 今年は元旦に能登半島地震が発生しました。新潟県内でも、住宅を中心に被害が出ています。 大きな災害が間断なく日本列島を襲います。 中越地震では、集落の孤立、避難

YouTubeで動画を探すと、アルビレックス新潟のサポーターが歌う「アイシテルニイガタ」を聞くことができます。 また、記事で紹介しているように高校野球の応援席で歌う様子も同様に動画がアップされています。 新潟だけでなく、