昨今の異様な暑さは懸念するところですが、男性として生活していた１０年以上前から「日傘男子」だった私は、「やっと時代が追い付いてきたか」と勝手に思っています。 暑さ対策だけでなく、紫外線対策にもなるので、男性でも日傘をさすことはおすすめです。

私の立場上、学校と接点が多く、教員や子どもから相談されることも少なくない。 １対１でもいじめは成り立ち得るが、他方で、１対１のいじめの場合、事実関係の把握と認定には困難を伴うだろう。 というのも、個人対個人の案件の場合、双方とも自身が「被害

こうして関係学会が新しいガイドラインを作成した努力に対して、まずは好意的に受け止めたい。 医師の診断にどこまで意味を持たせるかについては様々な意見があるだろうが、性同一性障害特例法の診断要件とも関わってくる以上、様々な方面からの懸念なども踏

共感する部分とそうでない部分とがありました。 「リベラルな思想は疑う余地のない正しさを備えていて、そのような考え方をする自分には否定されない尊厳がある、とリベラル層は思いたい」という指摘は、一面では正鵠を射ている部分はあると思います。 た

パレスチナでのイスラエルの殺戮については、背景にはナチスドイツによるユダヤ人へのホロコースト、そしてパレスチナでのユダヤ人居住地建設への支持を表明したイギリスのバルフォア宣言があるわけで、西欧諸国の都合が遠因にある。 その責任を棚に上げて、

「一定期間継続した社会生活」を手術要件の代替要件とすることは一つの落としどころではあると思う。 というのは、実際に性別を移行してきた当事者としての実感を踏まえて言うと、性別移行というのは何年単位の長い時間をかけて少しずつ自分のあり方や周囲と

この騒動を巡っては、当初、「トランスジェンダーの選手が女性選手を一方的にボコボコにしている」といった形で話が流布され、炎上した。 しかしその後、トランスジェンダーではない女性選手であるということが公表されるや、次は「この選手は性分化疾患(D

郊外から大阪に人口が流出していく現象について、「大阪などに流出する人々を抑えるより、商業や業務機能を重視し、ビジネスの拠点としての都心を形成していく」ということなのですが、そもそも人が集まらないとビジネスの拠点としての都心も維持できないわけ

カスタマーハラスメントというのは一種の和製英語だが、とにかく日本では「お客様は神様」と誤解した発想が根強すぎるのか、条例を作らなければならないほどの社会問題となっているのが独特である。 良くも悪くも、一般の店舗などで従業員が顧客にこれほどへ

「暇空茜」に端を発するColaboバッシングはインターネット上では盛大に行われ、現地での嫌がらせなど実害も生じていた。 あのバッシングの程度からすると、220万円の賠償額ですら不十分な気がするほどだった。 こうしてネット上で理不尽に叩かれる

性同一性障害特例法に基づく性別変更の要件として、その３条１項２号では「現に婚姻をしていないこと」、すなわち「非婚要件」が置かれている。 この非婚要件については、数年前に最高裁で合憲決定が出されているものの、婚姻していたら何が悪いというのだろ

DV被害者にとっては、何よりも物理的に逃げることが大事です。 ただし、その後の離婚調停・裁判などを見越すと、やり方やタイミングによっては不利になることもあるので、別居を検討している方は、なるべく早めに弁護士に相談し、法的手続の流れなどを把

子どもがうるさいのは当たり前です。 私が以前住んでいた家の前では、よく子どもたちが朝から遊んでいて、休日はその騒がしい声を聞きながら起きるのが至高の贅沢でした。 引っ越してしまった今は、むしろうるさくなくて寂しいですね。 たとえ子どもがう

一連の最高裁から広島高裁に至る判断とその経緯についての私の率直な感想は、 「最高裁も広島高裁も５号要件の違憲性についてはうまいこと逃げを打ちつつ、個別の当事者を救済した」 というものである。 良くも悪くも、実に日本の裁判所らしい処理の仕方だ

MTF(トランス女性)の場合も性別適合手術なしでの性別変更が認められたことは、予想されたことなので驚きはしないが、三つ指摘しておきたい。 まず、いくら戸籍を変えても、身体の形状そのままで女性用の更衣室や浴場、刑事施設を使うのは無理があるわ

フィリピンでは英語が公用語の一つであり、レッスン料も比較的安いので、昨今、フィリピン人講師とのオンライン英会話レッスンは非常に人気だ。(何を隠そう、私もフィリピン人講師からレッスンを受けている。) フィリピンでは英語講師は女性に人気の職業

食事の匂いはマナーやエチケットの問題ではありますが、「スメルハラスメント」という言葉で表現するのはどうかと思いますね。 とりわけ外国に行こうものなら、日本以上に色んな体臭を放つ人たちがひしめき合いながら生きているわけで、そしてまた、そういう

私も類似のケースでLGBTの難民の代理人弁護士を務めたことがあるが、入管では難民として認めないことありきの運用がなされていると言わざるを得ない。 あるいは、認められたとしても、本件でも４年もの歳月がかかっていることからも分かるように、かなり

ちょっと嫌味なことを言いますが、こういう「教育虐待」の記事が掲載される一方で、朝日新聞を含めたマスメディアも、それを煽るような記事を度々出しますよね。 子どもを東大に何人入れた親の教育法、とか、偏差値○○から海外の有名大学に行きました、とか

素晴らしい勝訴判決が下され、原告当事者の方々、弁護団の方々、支援者の方々に、まずは深い賛辞を送ります。 これほど重大な人権侵害があったにもかかわらず、当事者たちがここまで長く険しい闘いを展開しなければ救済の道が開かれなかったという苦難は、本