2021年の東京オリンピックの際もそうでしたが，スポーツ選手に対しての誹謗中傷は後を絶ちません．見ているうちに熱くなり，特定の選手に思い入れが強くなりすぎてつい他の選手を誹謗中傷するということは分からないでもありません．また，他の人が書いて

偽誤情報の削除や誹謗中傷の防止など，コンテンツモデレーションは現在のところプラットフォーマーの手にゆだねられていますが，それが適切に行われているのかを確認することは現代の情報空間を健全に保つためには重要でしょう． 危険な偽誤情報が残っている

能登地震の救助を求める書き込みのうち10%が偽情報だったというのは，かなり多いように思えます． ただし，104件のうちそれがどのくらい他の人の目に触れたのかということが重要かと思われます．数件の偽情報が拡散したことは把握されていますが，ほと

ティックトックはショート動画アプリとして人気が高く，日本でも自治体による利用も増えているようです． 一方で，他のSNSと比較して，不適切な動画の削除などのコンテンツモデレーションが十分ではないといわれています．ティックトックは次々と新しい動

AIによるただ乗りについては，以前から問題点が指摘されています．この記事では著作権という観点から議論がされていますが，単純な著作権に限らない情報提供に対するインセンティブの観点から大きな問題があります． 例えば，プログラミングなどの技術的な

一般に，AIは一般に浸透するとAIと呼ばれなくなると言われていますが，その意味で現在AIと呼ばれているものもいずれただの道具となります．生成AIも結局道具であると考えれば，この記事のようにどう使うのかということを積極的に考えていくことが重要

安野氏はAIエンジニアということで，比較的近いところにいたため周りに応援する人も多く，個人的には頑張ってほしいと思っていましたが，得票数で5位とかなり健闘されたのではないでしょうか． ちなみに，「NHKなど多くのメディアでは「主要候補」とし

「選対幹部は「何が原因かよくわからない」と首をかしげる」とありますが，選挙中に分析を行わなかったのでしょうか？ 様々な調査によって支持率や焦点について，年齢別，支持政党別に分析することも十分にできます．いわゆる泡沫政党であれば難しいとしても

自社内の情報を含めたLLMの構築は色々なところでトライされているようですが，ChatGPTなどを使った手法に勝てるレベルになるのはなかなか大変なようです．しかし，大変だからと言ってやらないと技術的に後れを取ることになるので，このようなLLM

AIにはさまざまな種類が存在します。「AIゆりこ」はいわゆるDeepFake技術に基づいており、安野氏のチャットボットは大規模言語モデルを使用しています。これらを一括りに「AI」と呼ぶのは不適切かもしれません。技術ごとに特性や用途を詳細に論

AIで情報を検索することによって、情報を掲載しているサイト自体に人が訪れなくなり、サイトの運営者にとっては広告収入などのインセンティブが失われる問題があります。 Perplexityでは出典が表示されるため、ある程度のアクセスは期待できると

この実験の詳細は分からないため確かな事は言えませんが，ティックトックがすべてを配信というのは納得感があります．一方で，YouTubeはコンテンツモデレーションをしっかりやろうとしているイメージがありますので，その中で2件すり抜けたのは問題の

現在のAIの発展によって，知的労働の方が先にAIに代替されていっているという意見もあります．その観点から行けばCEOが行う業務を代替するAIが開発されることは十分にあり得るでしょう． ただ，それがCEOそのものの代替となるのか別の存在となる

この容疑者が作成したウイルスは世間に広まったわけではなく、自宅のパソコンから見つかったとのことです。ウイルスはランサムウェアとのことですが、ランサムウェアのような動きをするアプリケーションのプロトタイプを作ることと、ウイルスを作ることには大

最近はニュースの記事も人目を引くようにタイトルに工夫がされています．中には，上川大臣の発言切り取りのように人目を引ければ何をやってもよいという風潮すら一部にあるようにも感じられ問題視されています． そのような中，見間違えで人目を惹くこの記事

ChatGPTをはじめとする生成AIの発展は我々研究者の予想もはるかに上回るものでした．AIの発展を予想して行う規制には限界があることを痛感しています．その意味では，3年後には陳腐化する恐れのある規制を考えるよりもAIの開発・利用を促進する

AIが何かを発明するということ自体はいずれ起きうる可能性は十分にあります． ただ，「自律」の定義にもよりますが，現段階ではAIが一般的な意味で「自律的に」発明を行うことはありません． AI自身が発明者となるためには意思を持ったドラえもんのよ

記事内で， 「過激な内容で利用者の関心を集め、収入につなげる手法は「アテンション・エコノミー」と呼ばれ」 とありますが，正確にはアテンションエコノミーは利用者の関心を集めることで広告収入が得られ，結果として収入につながる経済圏の事を指し，手

異分野同士で統合する場合は，「融合」と言う言葉がよく使われますが，実際には過去の組織にとらわれて互いに独立したままであったり，場合によっては対立が生じたりすることもよくあります． また，同じ都内とはいえキャンパスが異なるわけで，物理的な距離

「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」などと言われるように，気象については少しの変化が後々予想不可能な影響をもたらす可能性があることが知られています． とはいえ効果が高い手法があるのであれば直近の問題解決にその手法を使