日々のニュースの中に「学び」のきっかけがあります。新聞を読みながら、テレビを見ながら、食卓やリビングでどう話しかけたら、わが子の知的好奇心にスイッチが入るでしょうか。ジャーナリストの一色清さんが毎週、保護者にヒントを教えます。（写真は、JR新潟駅で「佐渡島の金山」世界遺産登録を祝う展示＝2024年7月29日、新潟市中央区、井上充昌撮影）
登録までには複数のステップ
インド・ニューデリーで開かれたユネスコ（国連教育科学文化機関）の世界遺産委員会は7月27日、「佐渡島の金山（さどのきんざん）」（新潟県佐渡市）を世界文化遺産に登録することを決めました。日本の世界遺産の登録決定は26件目となります。
世界遺産のニュースを理解するには、地理や歴史の知識が必要になります。ニュースに接したことから地理や歴史に興味を持つきっかけになります。また、中学、高校、大学の入学試験の題材にもよく使われます。今回は、世界遺産とはそもそもどういうもので、日本はどういう取り組みをしているのかを説明します。
