2.24後の世界で　ウクライナ侵攻から考える：朝日新聞デジタル

2022年2月24日。この日付は未来の人たちにどう記憶されるのでしょう。プーチン政権がウクライナに軍事侵攻した日から、世界の景色は一変しました。虚実入り交じる情報。分断に向かう世界。不安が覆う社会で、私たちはどう生きればいいのでしょうか。

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戦争下、女性が担うケア労働　身近な命いつくしむ　小川公代さん寄稿
小川公代さん｜英文学者（寄稿）
ロシア軍のウクライナ侵攻は、間もなく半年を迎える。戦地では多くの女性が戦闘行為やその支援業務に従事している。『ケアの倫理とエンパワメント』の著者で英文学者の…
2022年8月14日16時00分
ベトナム戦争「ナパーム弾の少女」　苦難、亡命、ウクライナへの思い
ファン・ティー・キム・フックさん｜ベトナム戦争被害者「ナパーム弾の少女」
ロシアの攻撃が続くウクライナでは、なお大勢の市民が死傷し、国外へ逃れている。冷戦下のベトナム戦争でも、9歳だった1972年にナパーム弾を浴びて大やけどを負い…
2022年7月29日18時00分
戦争を始めた人と故郷のうつくしい犬　当事者性の細い糸　穂村弘さん
穂村弘さん｜歌人（寄稿）
■言葉季評 2022年の2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。そのニュースを知った時、とても驚いた。そういう昔ながらの戦争は21世紀には起こらないように…
2022年7月6日17時00分
「プーチンは皇帝か」　崩壊する帝国の未来のために　ロシア作家寄稿
ミハイル・シーシキンさん｜作家（寄稿）
現代ロシア文学を代表する人気作家ミハイル・シーシキン氏（61）が、長期化するロシアのウクライナ侵攻を受け、朝日新聞にエッセーを寄稿した。　ロシア人の父とウ…
2022年7月4日7時00分
せめぎあう国民国家と帝国の原理、試される己の矜持　佐伯啓思さん
佐伯啓思さん｜京都大学名誉教授（寄稿）
■異論のススメ・スペシャルロシア・ウクライナ戦争が膠着（こうちゃく）状態に陥っている。さてこの戦争は、日本人にとってどういう意味をもっているのであろうか。…
2022年7月1日5時00分
スポーツでのロシア選手除外「プーチン氏に好都合」　国際関係研究者
パスカル・ボニファスさん｜フランス国際関係戦略研究所（IRIS）所長
ロシアのウクライナ侵攻を受け、スポーツ界でもロシアとベラルーシ除外の動きが続いています。戦争の責任と代償。選手個人にそれを負わせてもいいのでしょうか。フラン…
2022年6月28日13時22分
IOC委員が語るロシア締め出し　スポーツはナショナリズムと決別を
渡辺守成さん｜国際体操連盟会長・IOC委員
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、スポーツ界にも影を落とした。五輪で実施される競技のほとんどはロシアの選手に国際大会から締め出す制裁を科し、6月27日に…
2022年6月20日15時00分
保育園で軍隊コスプレ　ロシア国民が政権の発表信じる下地は日常に
上田洋子さん｜ロシア文学者
ロシア軍撤退後のウクライナの都市で見つかった虐殺遺体に「ロシア軍は関与していない」、侵攻は「ウクライナの『ネオナチ』から住民を守るため」――。ロシア政府はし…
2022年6月17日15時00分
分断強まる「ウクライナ後」の世界　過渡期の国際秩序と日本の役割
竹内行夫さん｜元外務事務次官
ロシアによるウクライナ侵攻は、世界に何をもたらすのか。激動する世界の中で、これからの日本には何が求められるのか。政と官はどうあるべきなのか。外交官として、高…
2022年6月16日5時00分
ウクライナでも使われた「武器」としての性暴力　侮辱する戦略的意味
秋林こずえさん｜ジェンダー研究者
ロシアによるウクライナ侵攻のさなかに起きている凄惨（せいさん）な性暴力被害。無秩序な戦場で起きてしまう、避けようのない厄災なのでしょうか。しかし今回、ロシア…
2022年6月15日16時00分
ウクライナのナショナリズム、戦争の歴史から考える　中井和夫さん
中井和夫さん｜歴史学者（ウクライナ史）
ロシア軍の侵攻に、ウクライナの人々は激しい抵抗を続けている。大切な家族・友人や自分たちの土地を守りたいという思いは、人々の間に強い結束をもたらしているようだ…
2022年6月12日14時00分
権力に自ら服従したとき　プーチンの「大本営発表」がやって来る
中島岳志さん｜政治学者
黒海艦隊の旗艦が沈没して死者が出ても、当初は「乗務員は完全に退避した」……。こうしたロシアの主張は、旧日本軍の「大本営発表」を連想させる。この既視感の背景に…
2022年6月10日7時00分
パラレルワールドを生きる私たち　地球の倫理が必要　山極寿一さん
山極寿一さん（寄稿）｜人類学者
■科学季評ロシアのウクライナ侵攻から3カ月がたち、ウクライナから国外へ逃れた避難民は600万人を超えた。ミャンマーやアフガニスタンなど政治的に混乱している…
2022年6月9日15時30分
ウクライナの「戦う女性」像　戦争に塗りつぶされる多様な個
柳原伸洋さん｜戦争の社会史研究者
女性が砲撃する動画がSNSにアップされたり、射撃手だった19歳の女子大学生の戦死が報道されたり――。ロシアによるウクライナ侵攻では、戦うウクライナの女性の姿…
2022年6月9日8時00分
戦争映像に「感動」する私たち　単純な善悪、止まる思考　大塚英志氏
大塚英志さん　まんが原作者
ロシアによるウクライナへの侵略が始まって以降、ニュースやSNSを通じて、さまざまな情報が流れてきます。それを見て、感情を強く揺さぶられることもあります。戦時…
2022年6月8日17時30分
ロシアとウクライナの「記憶」をめぐる戦争　対立の根元にあるもの
青島陽子さん｜ロシア近現代史研究者
国を挙げた戦いでは、愛国心を高めるために過去の記憶が動員される。だからロシアとウクライナの戦争は記憶をめぐる戦争でもある。一方、国民の記憶を一つにまとめたい…
2022年6月7日11時00分
記憶の動員目指すロシアとウクライナ　民衆が受け継ぐ独ソ戦の記憶
立石洋子さん｜ロシア・旧ソ連現代史研究者
国を挙げた戦いでは、愛国心を高めるために過去の記憶が動員される。だからロシアとウクライナの戦争は記憶をめぐる戦争でもある。一方、国民の記憶を一つにまとめたい…
2022年6月7日11時00分
文明の先に立ちはだかる、理性の無力さ　西谷修さんと考える「戦争」
哲学者・フランス思想研究者｜西谷修さん
ロシアのウクライナ侵攻開始から3カ月余り。SNSなどを通じ、戦争はかつてなく可視化されたといわれる。だが私たちは悲劇の本質に、どこまで近づくことができている…
2022年6月2日16時00分
「プロパガンダの言葉、聞き分けて」　危機の中でロシア語を学ぶ意味
沼野恭子さん｜ロシア文学者
文豪ドストエフスキーやトルストイをはじめ、日本でもロシア文学の愛読者は多い。だが、ウクライナへの侵攻で、ロシアは厳しい非難にさらされている。危機的な状況の中…
2022年6月1日16時00分
ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する　歴史が示す「今の危険度」
奈倉有里さん｜ロシア文学翻訳者
ウクライナ侵攻のさなか、ロシアの中にいる人たちは何を考えているのか。言論弾圧下のその声は聞こえにくい。言論の自由はいかに失われてきたのか。侵攻が終結した時、…
2022年5月29日10時00分
体制に同意せざる者の行き場は　映画監督セルゲイ・ロズニツァに思う
重田園江さん｜現代思想研究者
■政治季評ロシアによるウクライナ侵攻から始まった今回の戦争を考える上で、興味深い一つの例を紹介したい。　セルゲイ・ロズニツァという映画監督がいる。19…
2022年5月27日14時00分
ウクライナ侵攻、引きずり出される大戦のトラウマ　ドイツの葛藤とは
小林敏明さん｜哲学者
ロシアによるウクライナ侵攻は、欧州において第2次大戦以来の大規模侵略に発展しかねないとの見方がある。欧州で生活を営む人々はどんな感覚を抱いているのか。四半世…
2022年5月14日11時00分
国連はもう限界なのか　世界秩序の3つの分かれ道と日本ができること
高須幸雄さん｜元国連大使・元国連事務次長
ウクライナ情勢をめぐって国連の機能不全が指摘されている。日本の外交官として、また国連幹部として、長く国連の現場に身を置いてきた高須幸雄さんは、国連の存在意義…
2022年5月13日5時30分
強権主義はロシアの地金なのか　危機に立つ民主主義と残された希望
池田嘉郎さん｜ロシア史研究者
軍事力で隣国に侵攻し、国内の異論を抑え込む。世界が目の当たりにするロシアの姿は、かつての大国、社会主義ソ連の記憶と重なる。強権による専制主義は、長い歴史の中…
2022年5月11日5時00分

戦争下、女性が担うケア労働　身近な命いつくしむ　小川公代さん寄稿

ベトナム戦争「ナパーム弾の少女」　苦難、亡命、ウクライナへの思い

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権力に自ら服従したとき　プーチンの「大本営発表」がやって来る

パラレルワールドを生きる私たち　地球の倫理が必要　山極寿一さん

ウクライナの「戦う女性」像　戦争に塗りつぶされる多様な個

戦争映像に「感動」する私たち　単純な善悪、止まる思考　大塚英志氏

ロシアとウクライナの「記憶」をめぐる戦争　対立の根元にあるもの

記憶の動員目指すロシアとウクライナ　民衆が受け継ぐ独ソ戦の記憶

文明の先に立ちはだかる、理性の無力さ　西谷修さんと考える「戦争」

「プロパガンダの言葉、聞き分けて」　危機の中でロシア語を学ぶ意味

ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する　歴史が示す「今の危険度」

体制に同意せざる者の行き場は　映画監督セルゲイ・ロズニツァに思う

ウクライナ侵攻、引きずり出される大戦のトラウマ　ドイツの葛藤とは

国連はもう限界なのか　世界秩序の3つの分かれ道と日本ができること

強権主義はロシアの地金なのか　危機に立つ民主主義と残された希望

ロシアよ、兄弟を殺すとは　「カラマーゾフ」翻訳の亀山郁夫さん

東欧現代史にみる「小国」の苦難　ソ連の介入、新自由主義の浸透

プーチン流「力の信仰」どう抑えるか　ウクライナ侵攻後の欧州外交

国にすてられ、母失った五木寛之さん　「棄民」の時代に問う命の重さ

最終講義「答えはない」　それでも連帯は存在する　藤原帰一さん

祖国の「敵」とされた国へ　加害の国でできること　高橋源一郎さん

戦争の下、国家は個人を領有する　私は自由を信仰する　李琴峰さん

「降伏とはロシアの人々になること」ウクライナ国民的作家の寄稿全文

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最終講義「答えはない」 それでも連帯は存在する 藤原帰一さん

祖国の「敵」とされた国へ 加害の国でできること 高橋源一郎さん

戦争の下、国家は個人を領有する 私は自由を信仰する 李琴峰さん

「降伏とはロシアの人々になること」ウクライナ国民的作家の寄稿全文

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ロシアとウクライナの「記憶」をめぐる戦争　対立の根元にあるもの

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体制に同意せざる者の行き場は　映画監督セルゲイ・ロズニツァに思う

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最終講義「答えはない」　それでも連帯は存在する　藤原帰一さん

祖国の「敵」とされた国へ　加害の国でできること　高橋源一郎さん

戦争の下、国家は個人を領有する　私は自由を信仰する　李琴峰さん