2024年夏のパリ・オリンピックで唯一、新競技となった「ブレイキン(ブレイクダンス)」。今年2月の全日本選手権はテレビ地上波でも放送されるなど、大きな盛り上がりを見せています。そもそもどんな競技? ダンスを採点するって何? どこを見ればいいの? ブレイキンについて、イラストを交えて解説していきます。
- 2024/07/19
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- ブレイキンは「ブレイクダンス」と呼ばれることもありますが、これは通称。正式名称は「ブレイキン」です。ブレイキンでは、男子が「B-BOY」、女子が「B-GIRL」と呼ばれます。総称は「ブレイカー」です。
それぞれ自分でつけた「ダンサーネーム」を持っていて、基本的にはダンサーネームで呼ばれます。
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- ブレイキンのプレーヤーの男女比は、圧倒的に男性が多いです。ダンススタイルも、女子は柔軟性をいかした振り付け、男子は筋力を使ったパワームーブなど、特色が出ることがありますが、個性にもよります。ジェンダーを問わず、自由なダンスで「かっこよさ」を追求しています。
「かっこよさ」を自由に表現するという意味では、選手たちのファッションも注目ポイント。キャップやTシャツ、靴などで個性を表現する選手もいます。
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- 正式競技でない「バトル」が、ブレイカーたちの中では頻繁に行われます。このバトルは、競技と進め方はだいたい同じですが、JPOPやアイドルソングに合わせて踊ったり、観客が飛び入り参加したりすることも あります。男女混合、年齢も問わないバトルも一般的です。「バトル」の形は多種多様なのです。
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- 一般的なバトルでは明確な採点基準はなく、審査員が感じた「かっこよさ」で勝敗を決めたり、観客の歓声の大きさで勝敗を決めたりしていました。スポーツとして発展していくにつれ、「かっこよさ」を採点するための基準が整備されていきました。
いろいろなダンススタイルの選手がいるので、勝敗に関係なく「なんとなくかっこいい」でお気に入りのスタイルを見つけることも楽しみ方の一つです。