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サウジ政府系ファンドが任天堂株買い増し、保有比率8.58%に (訂正)

訂正済み
  • 任天堂を除く株主としては、GPIFを抜き最大に
  • このまま買い増すのであれば株価の大きな下支えになるーアナリスト

 サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が任天堂株を買い増していたことが17日分かった。

  開示資料によると、PIFの持ち分は従来の7.49%から8.58%に上がった。保有目的は純投資と説明している。

Inside Nintendo Tokyo Store Ahead of Earnings Announcement
スーパーマリオ
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ブルームバーグ・データによると、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が7.71%を保有していることから、同機関の保有比率を上回り、任天堂を除く株主としては最大になる。

  UBS証券の福山健司アナリストは、PIFが株式を買い増したことに関連して、「規模の大きさゆえに、他の投資家にとって逆張りしにくく、このまま買い増すのであれば株価の大きな下支えになる」とコメントした。その上で、「サウジアラビアがゲーム立国になるという目標を掲げている以上、影響力を上げ、情報を取得し、何かしらのアクションを仕掛けてくる可能性はある」との見方を示した。

  任天堂広報はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、特定の株主に対するコメントはしないとしている。

 

(2月17日配信の記事で、パブリック・インベストメント・ファンドが同日提出の変更報告書を6月23日に訂正したことに伴い、同記事の株式保有率などを訂正し、2月9日から13日までに取得した株式数とそれを基に算出した取得額を削除します)
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