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中国地方政府、数十年前にさかのぼる未納税の支払いを企業に要求

中国の地方政府は1990年代までさかのぼる税金の支払いを複数の企業に求めており、まだら模様の景気回復が続き、住宅不況が長期化する中で、地方政府の資金調達の必要性を浮き彫りにした。

  複数の上場企業がここ数カ月間に証券取引所への届け出で、多額の未納税を支払うよう当局から要求されていると明らかにし、これが業績に影響を与える可能性があると投資家に警告した。

  中国の食品・乳製品メーカー、維維食品飲料は先週、酒造部門が1994年から約15年間にわたり「開示を怠っていた」収入に対し、約8500万元(約18億4000万円)の支払いを命じられたと発表。華林証券寧波博匯化工科蔵格鉱業北大医薬も同様の発表を行っている。

  中国の地方政府は歳入増加を求めるかつてない圧力に直面。成長鈍化が税収の重しになっているほか、不動産市場の縮小で土地売却収入が減少しているためだ。既に重い債務負担を抱えることから、さらなる借り入れには限界があり、中央政府が支出拡大と資金提供を余儀なくされている。

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原題:China Hands Firms Decades-Old Tax Bills, Hinting at Funding Woes(抜粋)

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