演出・松尾スズキ×作・藤本有紀 時代劇「ちかえもん」で出会い、舞台で初のタッグ!!
豪華&実力派俳優陣が大集結するファンタジックなミステリーコメディ!
シアターコクーンの芸術監督・松尾スズキが新たに演出を手掛けるのは、現実と物語が交錯するファンタジックなミステリーコメディ。
2000 年上演のミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』でシアターコクーンに衝撃的な登場をし、『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』『フリムンシスターズ』など、次々とオリジナル作・演出作品を発表し続けてきた松尾が、今回初めて、シアターコクーンで自作以外の戯曲演出に挑戦します!
脚本を担当するのは、2016 年に松尾が主演を務めた NHK 木曜時代劇「ちかえもん」で第 34 回向田邦子賞を受賞した脚本家・藤本有紀。
当代随一のコメディセンスと心に染み入る印象的なセリフを書かせたらピカイチの藤本が、松尾のラブコールを受けて、松尾のホームグラウンドである舞台で“演出家と作家”として初タッグを組みます。
松尾が藤本の脚本でミステリーをと熱望し、立ち上がった本作『パ・ラパパンパン』。
本作の主演、本格ミステリーを書く羽目になった主人公のティーン向け小説家役を、シリアスからコミカルな役柄まで圧倒的な実力と魅力を誇る女優・松たか子。あらゆる演出家の作品で輝き続けてきた彼女が、意外にも松尾の舞台に初めて挑みます!!
そのティーン向け小説家に振り回される担当編集者役には、次々と注目の映画やドラマに出演、2019 年松尾スズキ作・演出の『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で舞台デビューを飾り、2度目の舞台出演となる俳優・神木隆之介。
物語の中に登場する極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役には、独特の雰囲気を持つ個性派俳優・小日向文世。松尾スズキの初監督映画「恋の門」にも出演、2004 年上演、日本総合悲劇協会『ドライブイン カリフォルニア』以来 17 年振りの松尾作品への出演に期待が高まります。
さらに、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀と総勢 16 名の豪華絢爛なエンターテイナーが大集結!!
現実と物語が交錯しながら、ふたつの世界の事件の真相を突き止めるさまをファンタジックに描くミステリーコメディ。
松尾スズキ×藤本有紀が 2021 年の掉尾を飾る極上のエンターテインメントをどうぞご堪能ください!
担当編集者(神木隆之介)は呆れながらも構想を尋ねると、どれも見事にアガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定。あれこれ修正すると作家は逆ギレする始末。
仕方なく編集者は構想を手伝うことにする。作家は壮大なイメージだけは描いており、世間はクリスマスシーズンという思い付きから「クリスマス・キャロル」の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文世)が殺されるというミステリーを考え始める。
やっと書き終えたと安心して寝ようとした瞬間、「彼は犯人じゃない!!!」と気づいてしまう。書き直しをしようと慌てて編集者に連絡を取ろうとしたその時、現実でも事件が起きる――。
キャストをご覧いただければおわかりのように、すでにゴージャスです。絢爛豪華なエンターテイナーがそろっています。目標の半分は達成されたも同然です。残りの半分「ミステリーコメディ」に「ファンタジー」をつけ加えて書いてみました。クリスマスの近づくころ、みなさまに楽しんでいただけましたら幸いです。
横文字の登場人物達、有名なクリスマスソング、二重構造の物語、、、。その中に自分がいることが許されるのか、まだドキドキしています。
「リトル・ドラマー・ボーイ」を頭の中で鳴らしながら、ただただ稽古、本番に向けて、突き進んでいきたいと思います。
どんな芝居になるのかまだ誰も、松尾さん以外?わかりません。でも、きっと、必ずや、、、頑張ります。
そして、松尾さんの作る作品にまた携われることが、この上なく光栄です。前回参加させてもらった『キレイ-神様と待ち合わせした女-』では、とんでもなく緊張していましたが、
松尾さんがリードしてくださり、やり切ることができました。今回2回目。やはり今から緊張しています。
松尾さん、そしてキャストの皆様の胸をお借りする思いで、全力で挑みたいと思います。ひたすら頑張ります。
人生経験を重ねればすこしは楽になるのかなと期待してたけど舞台の厳しさと大変さは今も変わらない・・・。不安はますます膨らみます。
でもとにかく楽しみたい。ワクワクしながらシアターコクーンの舞台に立てますように。
松尾君、藤本さん早く台本ください!!