米コミックバンド「テネイシャスD」のメンバー、カイル・ガスが、13日に起きたトランプ前大統領の暗殺未遂事件に関する“不適切な発言”をし、所属エージェントとの契約を解除された。
「テネイシャスD」は、人気コメディ俳優のジャック・ブラックと、同じく俳優として活動するカイルがデュオを組んでいるコミックバンド。
騒動は14日、同バンドがツアーで訪れたシドニー公演での発言だった。
この日、64歳の誕生日を迎えたカイルのために、ステージ上でお祝いのパフォーマンスが行われた。
ジャックと観客が一丸となって誕生日ソングを歌い、カイルにはケーキが贈られた。
ろうそくを吹き消す前に、ジャックから願い事をするよう促されると、カイルは冗談交じりで「次、(銃撃するときは)トランプを狙った弾は外すなよ」と発言。
観客からは笑いと拍手が上がったものの、一部からはブーイングが巻き起こった。
米ローリングストーン誌によると、カイルは所属エージェントであるグリーン・タレントとの契約を解除されたという。
同誌の取材に対し、グリーン・タレントの代表マイケル・グリーン氏は「シドニーで起きた騒動を受け、私たちはカイル・ガスとの契約を解除する運びとなりました」と答えた。
サムネイル:Getty Images
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン