コクヨのとっても長いキャンパスノートがSNSで反響を集めています。
アーティストの南村杞憂(@kiyunamura)さんが3月26日、X(旧Twitter)に投稿した1枚の写真がきっかけでした。南村さんは、商品を手に持った写真を載せた上で、以下のように戸惑いを露わにしました。
「梅田のロフトで見かけて鞄にも入らんし本棚にも入らんし何のためにどうやって使うんか全くわからんし」
「そもそも持ち帰りの袋にも入らんくて結局手持ちで持って帰ってるけど魅力しかなくて反射で買ってしまった」
「何??どういうこと????」
通常の2倍の大きさのキャンパスノート、見た目のインパクトが強いですね!
3月26日にポストされたこちらの投稿は、4月10日時点で6万7000件の「いいね」を獲得。リプライやリポストで様々な反応が寄せられました。
関西限定!裁断前の2連キャンパスノート
実はこちらのキャンパスノート、裁断前の状態をそのまま商品化したもの。
ロフトが全国で開催する「文フェス 2024SPRING」で販売されている数量限定商品です。
プレスリリースによると、これはユニークな文具を中心にロフト限定・先行販売をおこなう企画で、話題の2連キャンパスノートは関西地方限定。 梅田ロフト、京都ロフト、草津ロフト、彦根ロフトほか23店舗で販売されているそうです。
開催期間は4月19日(金)まで。
BuzzFeed Japanは販売元のコクヨにお話を伺いました
──「2連キャンパスノート」は製造時に裁断する前の、縦に2冊分連なった物ということですが、なぜこれを製品化することになったのでしょう?
2023年にロフトの関係者の方々に、コクヨの関連会社でキャンパスノートを製造する「コクヨ工業滋賀」の工場見学にお越しいただいた際、同社の取り組みにご共感いただきました。
それをきっかけに、文フェスで同社の製造商品を展開いただくことになりました。
その中で、特に裁断前の2連キャンパスノートを目玉商品として販売したいとおっしゃっていただいたことから、製品化が決定いたしました。
── 「2連キャンパスノート」は一般販売はされてないものだと思うのですが、いつからどんな機会に販売されていますか?
普段は、 作り立てのノートを感じていただきたくて、コクヨ工業滋賀の工場見学者限定の紙製品販売コーナーにて販売しております。
また、過去には「コクヨハク」というコクヨの博覧会開催時に、度々数量限定品として販売しておりました。
今回特別なのは、罫線が「ドット入り罫線」ということです。上記の際に売られていたものは、ほぼ定番のキャンパスノートなので、今回は大変レアな機会になります。
──キャンパスノートは1975年発売のロングセラー商品ですが、これまで販売冊数はトータルでどれくらいでしょうか?
1975年の発売以来、累計販売冊数約35億冊を売り上げております。
さまざまな使い道にコクヨもびっくり 「フローチャートに便利」「縦漫画に使える」
リプライ欄、引用リポストではさまざまな使い道の提案が溢れ、コクヨの文具公式アカウントも「みなさんの想像力にあっぱれ」と反応してしまうほど。
前述のコメントにもあったとおり過去にも販売されていたため、「自分も持ってる」という声も。
💬「年表、家系図、時系列整理する際、ツリー書く時に便利そうだな……!」
💬「高精密な4コマが書けるノートだ」
💬「2連キャンパス わたしも持ってます!」
💬「自分の時は専用の持ち帰る袋が付いてきた」
・・・・・
冒頭のツイートをした南村杞憂さんは4月4日からご自身の個展があるそうで、「このノートを会場に置いておくコメントノートにしたら来た人がみんな使えて楽しそうなのでそうするつもりです!」とのこと。
2連キャンパスノートなら工夫を凝らしたコメントももらえそうですね。個展もより一層盛り上がりそうです!