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人気俳優、周囲から「カミングアウトするな」と止められていた→それでも公表した理由

ドラマ『glee/グリー』で同性愛者の役を演じ、自身もゲイだとカミングアウトしている俳優クリス・コルファー。同作の舞台裏や、カミングアウトのきっかけを語りました。

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ドラマシリーズ『glee/グリー』で、同性愛者のカート・ハメル役を演じた俳優クリス・コルファー。

トーク番組『The View』に出演した際、クリスは同作で役をゲットした当時の心境を明かしました。

「自分はとても保守的なエリアで育ちました。なので、ゲイであると公表することは、危険なことでした」

「番組の出演が決まったときはまだ、どんな役を演じるのかまでは知らなかったんです。台本をもらって、初めて台本を読んだとき、オープンリー・ゲイのキャラクターだと知って、怖くなったんです」

※オープンリー・ゲイ=社会に対して性的指向や性自認をカミングアウトしている人のこと。

「撮影を始めたとき、周囲の人から『俳優のキャリアが台無しになるから、何があってもカミングアウトするな』と言われました」

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しかし、最終的に『glee/グリー』の放送が開始した年にカミングアウトすることを決意したクリス。その背景には、あるファンとの出会いがあったといいます。

「番組が公開される直前、プレミアで各地を周っていたとき、ある少年が手紙を渡してきました。彼のご両親が見ていないところで、こっそりとね」

「手紙を開けると、『ありがとう』っていう感謝のことばと、虹色につながれたクリップ留めが入っていました。その瞬間、『カミングアウトしよう』と決意しました」

「当時は、オープンリー・ゲイの俳優だったら、メジャーな映画賞を獲ることも、スーパー・ヒーローの役も回ってこないかもしれないと思っていました」

「でも、視聴者のポジティブな影響を与える人となって、安らぎを与えることが、俳優として注目されることよりもずっと大事なことだと思ったんです」

2011年、同作でゴールデングローブ賞の助演男優賞を獲得し、エミー賞の助演男優賞に2度ノミネートされるなどしたクリス。

現在は作家として本を出版するなど、活躍の場を広げています。

毎年6月は、「プライド月間」です。「プライド月間」は、LGBTQコミュニティを祝福し、性の多様性を称える月間として知られています。

プライドパレードやイベントなど、LGBTQコミュニティの尊厳や平等性の向上を推進する活動が世界各地で行われています🌈

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人

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