韓国の「国民株」として挙げられるサムスン電子の少数株主が半年の間に42万人以上減った。サムスン電子の株価が低迷したため、投資家が離脱したとみられる。
サムスン電子が15日までに発表した半期報告書によると、6月末現在で同社の少数株主数は424万7611人となり、昨年末(467万2039人)と比べると、42万4428人減少した。1年前の昨年上半期(566万8319人)と比べると142万708人の減少。
サムスン電子の少数株主は株式投資ブームに支えられ、2020年末の215万人から2021年末には506万人へと1年で倍増していた。2022年9月には600万人を突破した。しかし、その後は減少傾向を示している。
サムスン電子の株価は年初来14日時点で1.66%下落した。同じ期間に韓国総合株価指数(KOSPI)の下落幅が0.41%だったのに比べアンダーパフォームしている。サムスン電子が第2四半期にサプライズ決算を発表した後、同社株価は7月10日に8万7800ウォンまで上昇し、「10万ウォン乗せ」の期待感が再び高まった。しかし、人工知能(AI)事業の収益性に対する懸念でテクノロジー株が下落し、サムスン電子の株価も7万ウォン台後半へと反落した。
カン・ジョンア記者