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メイケイエールなぜ人気?厩舎では美人で品良い“べっぴんさん”「なのにレースでは品がない」ギャップ

2022年2月8日 06時00分

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メイケイエール

メイケイエール

◇記者コラム「ターフビジョン」
 ステイゴールドやゴールドシップのように強さと危うさを兼ね備えた馬は、熱狂的な人気を集めるものだ。今年のシルクロードSを勝った現役屈指の個性派ホース・メイケイエール(牝4歳、栗東・武英)もその一頭。レース後にツイッターで毎回トレンド入りすることからもその人気ぶりがうかがえる。
 そんなメイケイエールの人気の理由は、おてんば全開なレースぶりはもちろん、多くの投稿で言及されている整った容姿だろう。個人的にもメイケイエールは現役馬屈指の美貌だと思っているだけに、管理する武英智調教師(41)を直撃すると「顔は本当にべっぴんさんだと思いますよ」と笑顔で答えてくれた。
 師は続けて「アーモンドアイとかクロノジェネシスとか、走る馬は顔も良く、品の良さがありますよね。僕も顔や品の良さは馬を選ぶ上で重要視していること。顔が悪くて強いのは(漫画の)マキバオーぐらいですよ」と冗談交じりに教えてくれた。確かにメイケイエールは顔が美しいだけでなく、栗東トレセンで見る立ち姿や歩く姿はまるでりんとしたモデルのよう。「厩舎でもすごく品が良いんです。なのにレースでは品がなくて…」と師は苦笑いするが、そのギャップもメイケイエールが人気を集める大きな要因だろう。
 「シルクロードSは厳しいペースで55キロを背負っての勝利ですから、着差以上の強さだったと思います。それでいてレース後はケロッとしていましたからね。本当にいろんな意味で怖い馬ですよ」と師。美しくて品があり、底知れないポテンシャルを秘めているが、真面目すぎるのが玉にきず。そんな個性的なアイドルホースが、スプリント界のセンターに立つ日が楽しみでならない。(関俊彦)

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