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広島5位指名に中京学院大の赤塚健利 195センチ大型ピッチャー

2023年10月26日 19時09分 (10月26日 23時03分更新)

広島に5位指名され、チームメートに担がれる中京学院大の赤塚健利投手(中)=岐阜県中津川市で

 26日に都内で開かれたプロ野球ドラフト会議で、県内の高校・大学からプロ志望届を提出していた中京学院大(中津川市)の赤塚健利(けんと)投手は広島に5位で、帝京大可児高(可児市)の加藤大和投手が日本ハムに育成3位で指名された。2人はそれぞれ記者会見し、プロでの活躍を誓った。
 中京学院大の赤塚健利投手は指名を待っている間「酸素が薄く感じる」と漏らすほど緊張していたが、広島から指名された瞬間、安堵(あんど)の表情に。「大一番で任せられる投手になりたい」と決意を新たにした。
 静岡県磐田市出身。身長195センチ、体重110キロの大柄な体格と、独特なフォームから投じる最速153キロの直球が持ち味の本格派右腕。普段は優しい性格だが、マウンドに上がると一変。強気の顔つきで打者に立ち向かう。
 中京学院大中京高校(現中京高)時代の2019年の夏の甲子園では、中継ぎ投手としてベスト4進出に貢献。プロ志望届を提出したが、指名漏れを経験した。

広島に5位指名され笑顔で記者会見する中京学院大の赤塚健利投手

 大学に入ると先発に転向。2年の秋にトレーニング方法や食生活を変えると、大学日本代表候補に選出されるまでに成長。代表選手に交ざっても直球が通用すると確信したことで、再びプロを意識し始めた。4年になると、ツーシームとスプリットの精度も向上させた。大学時代は苦しい時期もあったというが「うまくなりたい、プロにいきたい」と思えたことが乗り越えられた理由と振り返る。
 広島には大学の先輩で二塁の名手、菊池涼介選手が在籍する。「バックで守ってもらえるように頑張りたい」と共演を夢見る。
 (吉田英悟)

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