本文へ移動

富山第一、離脱したチームメートの思いを背負って逆転勝利 多賀滉人主将「頑張ろうと思ってあの服を着た」【全国高校サッカー】

2023年12月31日 18時05分

このエントリーをはてなブックマークに追加
◇31日 第102回全国高校サッカー選手権大会2回戦 富山第一2―1京都橘(味の素フィールド西が丘)
 逆転のPKを沈めた富山第一の主将、MF多賀滉人(3年)は、カメラの前で自分のユニホームの下に着ていた背番号「3」のユニホームを見せた。それは、大会直前にけがで離脱したセンターバックの岡田駿也(3年)のものだった。岡田は、1999年に出場した父・悠史さんに続く親子2代選手権出場を夢見ていたが、果たせなかった。保育園からの友人でもある多賀は「岡田のために頑張ろうと思ってあの服を着た」。ともに戦っていると示したかった。

富山第一―京都橘 後半、勝ち越しのPKを決めた富山第一・多賀。重ね着していた今大会直前に負傷した岡田(3)のユニホームを示した

 試合前日の選手ミーティングでは、岡田らから届いたビデオメッセージを見た。イレブンは涙ながらに勝利を誓い合った。一丸となった思いが執念の逆転劇を生んだ。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ
  翻译: