ジャンクスポーツ3時間SPがヒドい 貧乏臭い企画連発に見るフジ凋落の現状
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まさか天下のフジテレビで、ゴールデンタイムに3時間ぶち抜きで、あんな貧乏臭い映像を見せられるとは……。
いまや現役アスリートがバラエティ番組に出演するのは当たり前だが、登場した当初は画期的だった。アスリートのバラエティ進出を猛プッシュしたのが、浜田雅功が司会を務める『ジャンクSPORTS』(フジテレビ。以下『ジャンク』)だ。2000年に始まった同番組は、野球やサッカーといった人気スポーツに留まらず、幅広いジャンルのスポーツ選手をスタジオに呼んで、興味深いエピソードや爆笑秘話を引き出し、スポーツバラエティ番組の新たな扉をひらいたが、11日の放送はある意味で衝撃的な内容だった。
同回は、さまざまな的入れゲームに挑戦する「イレロ」という企画の3時間SP。稲垣啓太(ラグビー)、木村沙織(バレーボール)、那須川天心(キックボクシング)、潮田玲子(バドミントン)らによる「アスリートチーム」、小峠英二、ハナコ、チョコレートプラネット、霜降り明星ら「芸人チーム」、さらに竹野内豊や新田真剣佑らも登場する豪華な布陣だったが、挑戦するゲームは非常にチープだった。
「まず、竹野内豊と新田真剣佑が挑戦したのが、裏返しに並べられた11個のコップの上にボールをバウンドさせ、上向きになった最後のコップにボールが入ればOKというゲーム。たぶん制作費は5000円ぐらいじゃないですかね。
その後も、『ドライヤーでピンポン玉を浮かせて、リングを通す』『縦横120cmの板を2人で持って、水風船をゴールに入れる』『太鼓を叩いてボールを浮かせ、頭に付けた紙コップに入れる』『メジャーを伸ばしてボールをすくい、筒に入れる』など、中小企業の忘年会でもやらないようなゲームを3時間も放送していたので、経費削減がここまできたのかとショックでした」(キー局バラエティ番組制作関係者)
金を使えば良いものができるというわけではないが、金を惜しんでつまらないものを作るのは、エンタメ業界では許されないこと。『ジャンク』では何が起きているのか。
「『ジャンク』は2010年に一旦レギュラー放送が終了し、その後はスペシャル版で散発的に放送されていましたが、2018年にレギュラー放送が復活しました。東京五輪を見据え、メダルが期待されるマイナー競技の選手などを積極的に呼んで、ツバをつけておく狙いがあったようです。
ただ、放送枠の日曜19時は、TOKIOの長寿番組『ザ!鉄腕!ダッシュ!!』(日本テレビ)や『ダーウィンが来た!』(NHK)など、裏番組が極めて強いため、浜田雅功は復活を相当渋ったようです。案の定、視聴率は伸びず、その後『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日)がグングンと数字を伸ばして、時間帯最下位に沈むこともしばしば。視聴率が3%台の回も珍しくありません。
最近は、まったくお金のかからないモルックをやったり、GACKTやローラに密着したり、コストコで延々と買い物したりと、迷走が続いており、不振のフジテレビを象徴しているかのよう。それでも打ち切りにならないのは、渋る浜田を口説き落とした経緯があるから。東京五輪が終わったら速攻で“お役御免”でしょう」(キー局関係者)
コロナで五輪の開催が危ぶまれているが、まさかテレビの前が“無観客”になるとは。
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