芸歴5年以下の超若手お笑い賞レースで大物芸人たちが期待のコメント
#お笑い #芸人 #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
6月18日に芸歴5年以下のみ参加の賞レース「UNDER5 AWARD」の決勝がルミネtheよしもとで行われた。予選は1797組が参加、その中から決勝に三遊間、あくびぼうや、ハマノとヘンミ、イチゴ、キャプテンバイソン、どんちっち、エナマキシマ、ライムギ、金魚番長の9組がコマを進めた。
優勝は金魚番長だったが、今回は審査員の評価が一番高かったようにも感じた準優勝のキャプテンバイソンをフューチャーしたい。この大会は芸歴5年以下の超若手のみが参加できるものなので、審査員のコメントも応援込みでとても優しく言っている面も多くあったようにも感じた。要するに成長を期待してのコメントや、芸歴が短いのにこれほどまでレベルが高いのかという芸歴に対しての能力への評価が多く含まれていたと思う。
審査員は石田明さん(NON STYLE)、岩崎う大さん(かもめんたる)、長田庄平さん(チョコレートプラネット)、佐久間一行さん、哲夫さん(笑い飯)、塙宣之さん(ナイツ)の6名だった。この賞レースは芸歴5年以下と銘打っているのもあり、若手感というものが評価の対象に入れるという考えもあった。Aブロックの4組が終わった後のコメントで、石田明さんは「5年目以内の初々しさや、人間味……」という台詞や、哲夫さんのコメントを求められているのにスピーカーの音質の話に2分近くかけるという大分リラックスされて和気あいあいとされていた様子。
塙宣之さんからは「俺はハマノとヘンミが、こういう人達ってちゃんとしてるコントをあまり5年目以下って評価されないじゃないですか」というコメントでいかに若手らしく、芸歴の短さが武器になるようなネタを求めているという発言が各審査員から聞けた部分はあった。注目のキャプテンバイソンはその次のBブロックの出演で、そのコメントが興味深かった。
審査結果として各審査員が投票したのは、石田明さんはキャプテンバイソン、岩崎う大さんはキャプテンバイソン、長田庄平さんはキャプテンバイソン、佐久間一行さんはキャプテンバイソン、哲夫さんはイチゴ、塙宣之さんはどんちっちだった。そして客票はキャプテンバイソン140票、どんちっち91票、イチゴ45票でこちらも圧倒的だった。
長田庄平さんは「コントのネタの構成ずば抜けていたかな、もうキングオブコントの決勝でも戦えるレベルまで仕上がっているかなと、ワードセンスもそうですけど……」とコメント。もう既に審査員の自分たちと同じレベルにいるという目線でのコメントが他と全く違う部分にも感じた。佐久間一行さんは「低いトーンから始まって、それが全部あたって拍手笑いになっていて、歌もあって、個人的には固有名詞を知ってる人は知ってる、知らない人は知らない、あまり自分のネタにも入れなくて、それを凌駕する面白さと、全部ウケていたのでキャプテンバイソンに入れさせていただきました」とコメント。苦手な手法があったうえでも評価してしまうというレベルだった。
Cブロックは金魚番長が1位通過だった。塙宣之さんは「金魚番長が一番いい塩梅だったというか、他の2組が漫才コントすぎる」とコメント。石田明さんは「金魚番長の淡々と言うボケにダイナミックなツッコミがすごくマッチしている」とコメント。岩崎う大さんは「金魚番長のベテラン感には勝てなかったのかな」とコメント。3者のコメントからどことなく熱量がキャプテンバイソンに比べて低く感じた。最終決勝はあくびぼうや、キャプテンバイソン、金魚番長の戦いで勝利したのは現場ウケのあった金魚番長に決まった。
最後のコメントでも長田庄平さんは「キャプテンバイソンも近い将来キングオブコントで絶対にでてくるんじゃないのかな……」と唯一名指しで今後の賞レースに対して期待の高さを発言した。岩崎う大さんは「僕はキャプテンバイソンに入れさせてもらったんですが、めちゃくちゃ面白かったんですよ。挨拶来てくれた時に物凄い小さい丸いサングラスをかけてて、これは本当に面白い奴か糞つまらない奴かどっちか悩んだんですけど、そしたら面白かったんで負けたなって……」と大会を通して審査員にとても刺さったように見えた。
もちろん優勝の金魚番長へのコメントも褒めていたのだが、キャプテンバイソンと比べるとなんとなく少し距離を持って喋っているように聞こえた。今回キャプテンバイソンの評価の高さを記事にさせていただいた。面白い大会だった。
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