広島・新井監督 悩める助っ人シャイナーに「話をしたい」 オープン戦打率1割台、レイノルズとともに「サポートしないと」
「オープン戦、ソフトバンク5-1広島」(23日、ペイペイドーム)
広島の新外国人・シャイナーの表情は曇ったままだった。七回、力のない三ゴロに倒れ、この日も快音はなし。うつむきながらベンチに戻る姿が、苦しい現状を表しているようだった。
オープン戦開幕から18打席連続無安打を記録するなど、ここまで46打数5安打で打率・122。厳しい数字が並んでいるが、新井監督はあくまで内容を重視してきた。キャンプでは「彼にはどんどんフライを打ってほしい」と要求。あえて結果を求めることはなかった。
しかし、この2連戦では6打席中5打席がゴロアウト。指揮官も「日本球界の配球や、クイックにアジャストしている最中だと思う」とした上で「内容的にここ数試合、ちょっとあまり良くない」と言及した。
悩める助っ人を、このままにしておくわけにはいかない。新井監督は「本人もそう(内容が良くないと)感じていると思うので、また明日にでも話をしたいかなと思う」と“メス”を入れる可能性を示唆。同じく打率1割台に沈んでいるレイノルズとともに「彼らは初めての年。日本の野球に対応していくのは時間がかかる。それを早く順応できるように、サポートしないといけない」と本領発揮へ、最大限のバックアップを約束した。
得点力不足が課題のチームにとって、外国人の活躍は不可欠。復調の兆しをつかんで本番を迎えるため、ここから手をさしのべていく。