バスケ男子代表12人が決定 最終候補から4人選外 W杯躍進立役者のムードメーカー『リアル桜木花道』川真田も無念 日韓戦での八村との絡み話題も

 日本バスケットボール協会は8日、パリ五輪に出場する男子日本代表内定選手12人を発表し、NBA・レーカーズで活躍する八村塁らを選出した。左ふくらはぎ肉離れでコンディション調整が続く、NBAで日本人最長6シーズンプレーした渡辺雄太も選出された。八村、渡辺雄は2大会連続の代表入り。五輪後からNBAチームのキャンプに参加する河村勇輝、富永啓生の若手有望株は初出場となる。国際強化試合の韓国戦(7日)までは代表候補として16人が名を連ねていた。金近廉(千葉J)、井上宗一郎(越谷)、佐々木隆成(三遠)、川真田紘也(長崎)の4人が落選した。

 五輪切符を獲得した昨夏のW杯での立役者といってもいいムードメーカーで“リアル桜木花道”の異名をとった川真田も無念の落選。前日の韓国戦では7得点をマーク。泥くさいプレーと、ベンチで見守る八村と積極的にコミュニケーションを取り、八村を爆笑させるなど、本大会でも欠かせぬ存在かと思われたが、センターのポジションで渡辺飛との争いに敗れた形となった。

 トム・ホーバスHCは「この2カ月間で約40人の選手から12名に絞り込むのは本当に難しいプロセスでした。選手全員が一生懸命に取り組んでくれた事に感謝します。12人が決まりこのメンバーでパリ2024オリンピックで戦うことを楽しみにしています。日本での強化試合4試合では望んでいた結果は出ませんでしたが、課題も見つかり、オリンピックまで修正できると思います。チームの目標である『ベスト8』を達成してパリでプレーできることをとても楽しみにしています」とコメントした。

 主将の富樫は「今回、パリ2024オリンピックの男子日本代表メンバーに選ばれてすごく光栄です。チームの目標であるベスト8を実現できるように、自分が持っている力をすべて出し切っていきたいと思います。そして今まで代表でバスケットボールに関わってくれたみなさんの思いを背負って戦っていきたいと思います。みなさん応援してください!」とコメント。

 ジェイコブス晶も「最終メンバーに選ばれてとても興奮し感謝しています。オリンピックに出場することは私の夢でした。予想よりも早くその機会が訪れたことにとても感謝しています。これまでの道のりで私を支えてくれたすべての人に感謝します。私たちは世界最高のチームと対戦するために大会に臨むのではなく勝利を掴むことにトライします。勿論、簡単なことではないですが私もチームも引き続き努力しベスト8という目標を達成したいと思います。応援よろしくお願いします」とコメントした。

 ◇メンバーは次の通り。

 【PG】富樫勇樹(千葉J)、河村勇輝(横浜BC)、テーブス海(A東京)

 【SG】比江島慎(宇都宮)、富永啓生(無所属)

 【SF】ジェイコブス晶(ハワイ大)、渡辺雄太(無所属)、馬場雄大(無所属)、吉井裕鷹(三遠)

 【PF】八村塁(レーカーズ)

 【C/PF】ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)

 【C】渡辺飛勇(信州)

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