読テレ解説委員長 宮根の代理アナから見解聞かれ咎める「マスコミが政治家何なんだは言い過ぎ」
15日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、宮根誠司の代理で司会を務めた読売テレビの西山耕平アナウンサーが、高岡達之読売テレビ解説委員長に意見を求め、咎(とが)められる場面があった。
この日から宮根は5日間の夏休みに入ったが、同番組では、旧統一教会と自民党政治家の関係について放送した。テーマとなったのは、萩生田政調会長。先週水曜の会見で、旧統一教会の関連団体のイベントに出席したことを認めていた。しかし実際には2014年に教会本体が主催したイベントに出席していたことが明らかになっている。
それについて萩生田氏は、「音楽・芸術に関する活動をされていた地元支援者から『人が集まるから顔を出して』と口頭で依頼があり、出席した」「会場に行くまで宗教的なイベントとは知らず、会の冒頭で一般的なあいさつをして退散した」「式次第に名前が載っていたことも、何年か後に報道で初めて知った」と返答したことが放送された。
西山アナは「初めて知ったという言い方が最近多い気がするが、高岡さんはどう思いますか?」と高岡氏に見解を問うた。それに対して、高岡氏は「あの、いくつか分けて、僕は、この番組もそうですけど、報道するときにもちゃんと、政治家の側の説明も僕は流した方がいいと思いますけどね」と注文をつけた。
続けて「萩生田さんこうやって言っていることを今、あなたは『どう思いますか?』って僕に聞きましたけど、質問に対してこれを受け入れるかは有権者やテレビをご覧になるみなさんが決めること。(萩生田氏)ご自身としては、調べた結果をきちっと言ってはおられると思います」と話した。
その上で、「問題は現実に被害にあっている人がいて、そういう人たちに『不用意でした』と謝罪とまではあれですけど、そういうことがあるのかないのか、ということは、今まで頻繁に報道をしてこなかったマスコミの側が『政治家は何なんだ』というのはちょっと言い過ぎなんじゃないか。追及してこられた人は別。追及してこなかったマスコミが政治家の発言一つ一つをとらえて、真摯(しんし)か真摯じゃないかを言うのはおこがましい」と語った。
長年、教会の問題を取材してきたジャーナリストの鈴木エイト氏は「明らかに本体のイベント。関連団体と言ったことはかなり問題」と萩生田氏について指摘した。