エンゼルス・大谷 好機に凡退 くすぶった不満爆発!ヘルメットたたきつけた
「エンゼルス5-8マーリンズ」(27日、アナハイム)
エンゼルス・大谷翔平投手(28)は、同点の九回無死一塁から外角シンカーを打ち返したが、ライナーが三塁手の正面へ。好機を広げられず、ベンチに戻るとヘルメットをたたきつけた。結局チームは敗れ「勝ち切るならあの回だった。最低限、進塁打を打たないと」と声を落とした。
不満はくすぶっていた。三回1死一塁でチェンジアップに崩されて二ゴロ。五回1死一、二塁でも二塁への併殺打に。凡打が続き「振っているのが難しいコース。きっちり甘い球を打てるかどうか」と語った。
投手でも6回2失点という数字以上に内容は乏しかった。一塁への悪送球で2年ぶりの失策を犯した初回、五回ともに2死から四球を与えた直後に適時打を浴びた。「四球で流れが変わる。もったいない」と反省した。
投打で好調だった春先から一転して、我慢の時期を迎えている。「自分のできることをやっていくことが、チームが勝つ確率を上げることになる作業」と、努めて前を向いて言った。