“もののふシリーズ”最新作にして最終章となる舞台『駆けはやぶさ ひと大和』(作・演出:西田大輔)の報道陣向け公開稽古が8日、都内・天王洲銀河劇場で行われ、主演を務めるDa-iCE・花村想太(27)は「きょうは初日で気合が入っている。素晴らしい作品。第1弾、第2弾と過去の作品も見たくなるような作品なのでぜひ、楽しんで観てほしい」と意気込んだ。
幕末から明治維新へと激動の時代に翻弄されながら生きる若者たちの人間ドラマを描く”もののふシリーズ”第3弾で、花村演じる、剣はたたぬが筆はたつ中島登が、ひょんなことから新撰組に入隊。動乱のなかを駆け抜けた同志たちの想いを絵で綴っていくという物語。
この日は稽古前に花村をはじめ、久保田秀敏(31)、山本涼介(22)、杉江大志(25)、健人(24)、近藤頌利(23)、林田航平、中村亀鶴(45)、青木玄徳(30)、荒木宏文(34)、的場浩司(48)ら出演陣が報道陣の取材に応じたが今回、テーマソングの作詞、歌唱も務める花村は「主役は中島登であって中島登ではない。そういうところを意識した。登が残したかったこと、伝えたかったことを歌詞にしたので、注目してほしい」としみじみ。
そのほか、榎本武揚役の久保田は「榎本さんのお墓参りもしたし、歴史に恥じないような演技をしたい。付けひげが取れませんように!」と茶目っ気たっぷりなら、沖田総司役の山本も「ほかの人より長い刀を使っているので、キマれば迫力のある殺陣になるはず。(周りから)髪と衣装のおかげで2割増しでカッコよく見えると言われる」と気分上々。最後に、新撰組局長・近藤勇役を務める的場が「劇場に足を運んでいただいた方に何かを残せる舞台にできたら。あとは若者に引っ張ってもらって頑張ります!」とやる気満々だった。
8日から18日まで東京・天王洲銀河劇場で公演。