“ゆづ”の愛称で親しまれているフィギュアスケートの羽生結弦選手(24)が22日より全国オンエアされるロッテ『ホットガーナ』新TVCM『母ごころ』篇に出演する。
今回は親子の愛がテーマで、CM中にも「なんてったって、うちの子が一番。だから今日も甘やかしちゃおう!ガーナでね」というナレーションも入り、母親と娘の愛情が描かれるなか、羽生選手の「ホットガーナ、つくろう!」とのナレーションが入る。
CMではさらに、羽生選手は、初めての全国大会出場となる全日本ノービスBで優勝した時のワンカットが差し込まれたり、ガーナをイメージしたような赤い衣装で「チンするだけ!」と、ホッとガーナを作るシーンや、「はぁ~」と、リラックスの表情を見せている。
撮影現場では、「よろしくお願いします!」と監督、そして各スタッフにしっかりとお辞儀して撮影に臨んだ羽生選手。登場シーン数は2シーンながら、1つ1つの細かい仕草に関して、監督へ積極的に相談、時には自ら動き方を提案し、これまでの撮影同様、真摯な姿を見せることも。
普段から、リラックスしたい時にホットガーナを飲んでいるという羽生選手は、ソファの上で一口飲むシーンでの撮影で、まずはカメラの前で試しに一度ホットガーナをすすり、ホッと一息。すると監督から「いいね!」と好反応。これに、「もう出できちゃった!?(笑)」と、お茶目な姿も。監督から細かい指示が入ると、羽生選手の目は真剣そのもので、その後も一つ一つ丁寧に演じきった羽生選手。スタッフの拍手で見送られながら、最後も必ず各スタッフへお辞儀をしてスタジオを後にしていた。
CM撮影後にはインタビューへ。CMにちなんで子供の頃の母親との思い出を尋ねると、羽生選手は「食べるのがすごく遅くかったんですよ。あと、いっぱい(量)は食べれなくて。食べなさいってよく言われてた記憶があります(笑)。『これもちゃんと食べなさいね』という感じで、お世話してもらった記憶が強いですね」と、プライベートの一面をチラリ。
CMでは、子どもたちの楽しげな様子も映っていることから、羽生選手へ、スケート教室で子どもたちが滑っている時のどんな姿が一番好きかも尋ねる。「やっぱり一生懸命な姿ですね。(スケート教室で)最初はあまり集中できていなくて、(子どもたちは)ワチャワチャとはしゃいだりして大変なんですけど、スイッチが入ると一生懸命やるんですよね。その瞬間がカワイイと思いますし、そういう時に背中を押してあげたいなっていう親心みたいなものにもなります。(自分にとっても、子どもたちの姿は)原点回帰というか、自分の気持ちの中にずっと幼い頃の自分がいて。自分が昔、一生懸命やっていたのを覚えているので、その子(幼い頃の羽生選手)に対して、自分も真摯に向き合わないとなと思いながら、練習するようにしています」と、初心に返るという。
そこで、幼少期と少年期、羽生選手はフィギュアスケートに対して、どのように取り組んでいたかと問うと、羽生選手は「始めたての頃は、とにかく姉についていこうと練習していました。(始めたのは)4歳だったので、そんなに記憶も定かじゃないんですけれど、とにかく最初は姉に追いつこうと思っていました。その後、だんだん先生が厳しくなって、すごく練習したくなくて(笑)、毎日毎日泣いて、『スケートやめたい』って言っていた記憶があります。(先生が本当に厳しいのは)期待してくださっていたからだと今は分かるんですけど、当時の自分にとっては、『なんでこんなに怒られないといけないんだろう』と思いながら練習していました(笑)」と、苦労の一面もチラリ。
そのまま、青年期でのフィギュアスケートの取り組み方へ「その頃はやっぱり、自分のリンクが無くなったりできたり、また無くなったりみたいなことを何回か繰り返していたので、練習の大切さを改めて感じていました。練習に対して、真面目に、積極的に取り組むようになっていましたし、日本代表としての気持ちが強くなっていて。日本代表のジュニアの選手として、そしてシニア(クラス)上がりたての選手としての自覚は、芽生えていたかなと思います」と、当時の心境を。
昔と今で、大会に出場する上で変わらない、自分だけのルールや心がけていることへ、「『勝ちたい』、『全力でやりきる』という気持ちの部分とか。そこは、昔から変わらないと思います」と、意気込みを。
ほかにも、子供のころに会場内でのファンの方々からの声援をどんな気持ちで受け止めていたのかへ、「幸せで仕方がなかった。練習では怒られますし、つらかったし、『やりたくない!』と思っていたんですけれど(笑)、試合になると、みんなが自分のことだけを見てくれる。そこで応援されるっていうのがすっごく気持ち良くて。だからスケートに惹かれていったんだと思うんですよね。今よりも昔のほうが思っていたかもしれません。『みんな見てくれ!』って思いながら滑っていました」と、話していた。
話がホットガーナの方向へ。羽生選手が練習の拠点先でリラックスしたい時にホットガーナを楽しんでいるということで、ほかオフの時間でリラックスしたい時に何かしたいことを問うと、羽生選手は「……考えてみたら、ゲームと音楽鑑賞しか思い浮かばない(笑)。4歳からスケートをやっていたので、なかなか学校帰りにみんなと遊ぶという環境にいなかったです。また土曜と日曜も朝から練習していたので、外で遊ぶきっかけがありませんでした。家でゲームしたりとか、家族とテレビを観たりという環境しかなく、それが今も心地良く続いているかなって思います!」と、プライベートもチラリ。
そして、羽生選手がガーナミルクチョコレートのCMに出演から6年目を迎えたということで、ガーナミルクチョコレートと、ホットガーナがどんな存在か尋ねると、羽生選手は「勉強している時やスケートをしている時など、ちょっとエネルギーが足りなくなった際には、昔から(食べて)よく補給させていただいてました(笑)。今は、CMに出演させていただいているから食べている、ということもあるかもしれないのですが、それ以上に、昔から積極的に食べさせてもらっているので、僕自身もいろいろな力をいただいているなとあらためて感じています」と、パワーをもらっているそうだ。
※羽生選手のマドラーやホットガーナづくりへ挑戦する姿はコチラ!
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