第34回『ベストジーニスト2017』発表会が2日、都内で開かれ一般選出部門の男性部門に『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔(24)、女性部門に女優・菜々緒(28)、協議会選出部門から別所哲也(52)、モデル・梨花(44)、滝沢カレン(25)が輝いた。
日本ジーンズ協議会が、ジーンズを着る楽しさを普及するために1984年から開催されているもの。中島と菜々緒は“最もジーンズが似合う有名人”として全国からの一般投票で選ばれるものとなり、中島は初受賞、菜々緒は昨年に引き続き2度目の受賞となる。
中島は盾と表情をもらい「この盾が格好いいです。栄えある賞を頂いて、身に余る思いです。これを持ったからには殿堂入りを目指していきます。カッコつけずにジーンズの似合う人を目指したいと思います」と、スピーチ。
とはいえ殿堂入りを目標に掲げたことには、「言わなきゃ良かったですね」と苦笑いで、「ベストジーニストの10位まで発表されましたけど、ほとんどうちの事務所の方だったので負けないようにしたいです」と、意欲を燃やし菜々緒も「来年も一緒にこのコンビで出れたらと思いますね」と、声をかけられ力強くうなずいていた。
その後のトークショーでは中島にとってベストジーニストについて、「先輩方がたくさん獲られてきた賞なので光栄です。小学生のころからジーンズをはいてきたので、ライブより緊張しています」と、心情を明かしつつ、「盾を飾るところがないんです。賞を頂くのも初めてで、これを機に、飾る棚を買おうかなって。大きめなものを買ってきたいすね」と、思い描いていた。
本日のコーデは、上がデニムのコート、下はストレートジーンズ、ブーツではなくスニーカーを合わせてアクセントをつけたものに。その場で華麗なクイックターンを見せ、観客たちを魅了していた中島は自宅にストックしているジーンズを問われ「20本くらいはありますね」とのことだった。
そんななか、ぶっ飛んだ言動が人気の滝沢がジーンズにもさまざまな感情があると言っていたことから、中島が「いま履いているジーンズの感情はなんですか?」と思わず見を乗り出して聞くと、「分かりませんか?」と、中島をはじめ誰も分からずぽかんとさせつつ「これから傷を負う予定のジーンズです。4文字熟語で言うと?冒険開始です」との解説に、中島は大爆笑だった。
さらに、ジーンズが似合うライバルを問われた中島は、「ライバルというのが見つからなくて……だからジョニーデップさんです。小さい頃から見ていてインタビューしたときもジーンズが合っていて格好いいって!昨年似合うライバルのことを聞かれた藤ヶ谷太輔がジャニーさんと事務所の社長のことを言っていたので、今年はジョニーさんですね」と、引っ掛ける意味を込めてのものだったことも話して笑いを誘っていた。
終了後にはメディア向けの質疑応答が開催され、あらためていまの心境を問われると、「ついにですね。毎年投票してくださる方がいたんですけど届かなくて」と、万感といった様子。
この日のコーデについては「きょうは私物ではないんです。ジーンズもスタイリストさんにこういうのがいいなと注文して。あんまりダボッとしたのではなくて、タックインしてスラッとしたはきこなしたいなと思って」と、裏話を披露しつつ、タックインにしたことで脚の長さが引き立つのではという記者の声には「存分に活かしていきたいと思います」と、うなずいていた。
家に20本ジーンズがあると言っていた中島だが、同じグループの薮宏太とジーンズを買いに行ったことがあるそうで、「あまりいい思い出というか……2人でフィッティングしていたんです。そうしたら『そのジーンズいいな!』って。僕はもう1本試してみようと思ってもう1本手にとったんですけど、薮は俺がはいていたのを『これにしよう!』と言って、泣く泣く違うジーンズを買った思い出は残っています。(滝沢が言った)ちょっと悲しいジーンズです(笑)」と、しみじみ。
報道陣からは「おそろいにしようと思わなかった?」という質問が飛ぶと、「そのころはまだおそろいにするのはシャクだなと斜めに構えていた自分がいたんです(苦笑)。これからはおそろいとかでもいとわずに“冒険開始”していこうかなと思います」と、さっそく滝沢が使っていたセリフを使いだし大きな影響を受けているようだった。
今後、ジーンズを買うときに意識しそうかへは、「それは恥ずかしいなという部分があるので、いつも通り自分に合うデニムを買いたいなって思います」とのこと。そこでジーンズを買うときのこだわりを尋ねると、「サイズとシルエットはすごく気にします。あとは厚い生地とか薄めの生地とか季節によって切り替えるので、オンスを気にして買っています」と、こだわりの買い方も披露していた。
最後に中島は来年、再来年の本賞のことへ、「もし自分が獲ることができれば諸先輩の中に自分の名前が並ぶんだなというのを考えると、そういうのを含めて殿堂入りできればと思います。ここまで来たら獲りたいなと思っていますのでみなさんよろしくお願いします!」と、呼びかけたが、同じグループ内からのライバル出現へは「それはちょっと阻止したいなと思いますね」と、そこは譲らないようだった。