2024年10月2日(水)から、新作MMORPG『スローン・アンド・リバティ』の正式サービスが開始する。NCSOFTとAmazon Gamesが提供する基本プレイ無料タイトルだ。9月27日(金)からはアーリーアクセスがスタート。
この記事は『スローン・アンド・リバティ』の提供でお送りします。
この新作タイトルの魅力をひと言で伝えるなら、“ファンタジーの極み”。プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)でプレイ可能なので、下記のような要素に惹かれる皆さんには、ぜひプレイしていただきたい。
- 映画『ロード・オブ・ザ・リング』のような、剣と魔法の王道ファンタジーが好き
- 魔法使いの華は派手な攻撃魔法ではなく、変身や幻術にこそあると思う
- 壮大なファンタジー世界で、多くの仲間とともに生き抜く実感がほしい
『ハリー・ポッター』シリーズなどで、動物に変身するような絡め手の魔法に魅力を感じた人にはバッチリ合うと思う。
王道にして原点である“ファンタジー”の世界観をとことん貫く本作では、多くのプレイヤーとの共闘をはじめとするMMORPGならではの大規模コンテンツを体験可能。ファンタジー世界で生きる感覚を深く味わえるのだ。
なお、記事内で使用している画像はオープンβテストや開発段階のものが含まれる。正式サービス時とは異なる可能性がある点はご了承いただきたい。
“変身”で魔法世界の魅力を味わおう
舞台となる“ソリシウム”は、魔法が実在するファンタジー世界だ。プレイヤー=主人公は破壊の女神の力のかけらを宿す“星の子”のひとりとして、国々を股にかける巨大な陰謀や、さまざまな出会いと別れに対峙していくことになる。
キャラクターメイキングで外見を自由に変えられる。職業(クラス)は装備した武器に基づいて変化する。
魔法に加えて多数の国家も登場し、この時点でファンタジー好きにはたまらない要素が詰まっている。だが、ファンタジー要素としての最大の魅力は、魔法による“変身”にこそある。その名の通り、別の姿になって広い世界を駆けまわることができるのだ。変身は以下の3種類に大別される。
プレイヤーは魔法による各種の“変身”を駆使して旅することになる。
ワイルドモーフ
狼や鳥などの生物に変身することで、陸を素早く駆け、空を飛び、水面を渡る。高速移動が可能という意味では、一般的なMMORPGにおける“騎乗ペット”のようなシステムと言える。
これらの変身は、移動中に簡単な操作でシームレスに実行可能(PC版ならShiftキーを押すなど)。変身状態への自然な移行は、魔法による変身がこの世界では当然の行為なのだと実感させてくれる。
街中や野外では、狼に変身することで素早く目的地まで駆け抜けられる。
鳥に変身して滑空すれば、眼下のはるか遠くの目的地へもすぐに着く。広大なオープンワールドを飛び回るのがとにかく気持ちいい。
こんなに愛らしい姿に変身することもできる。
トランスモーフ
敵の目を欺く、じつに変身魔法らしい要素がトランスモーフだ。周囲にいるモンスターなどに姿を変えて身を隠す。物陰に隠れたりするスニーキングよりも、よりファンタジー世界らしい隠れかたと言える。
守護者の誓約
戦闘において大きな可能性を秘めた変身魔法。以前に倒したボスモンスターに変身可能で、うまく使えば戦闘能力が大きくアップする。その能力による一発逆転を狙えるのだ。
さらに一部の大規模コンテンツでは、巨大なゴーレムに変身することで敵陣を突破するような破格の要素も用意されている。グラフィックが変わるだけと侮るなかれ、使いかた次第では強力な魔法で火の玉や吹雪を呼ぶよりも大きな効果をもたらせるわけだ。
攻城戦のここぞというところで変身して一発逆転。知略を問われる、じつに魔法使いらしいプレイングが楽しめる。
ふたつの武器を切り替えて自由に戦う
変身に負けじと魅力的なのが、戦闘スタイルの自由度が高いこと。装備した武器の種類がそのまま職業(クラス)にあたり、たとえば片手剣を装備すると、剣と盾を用いた防御に秀でたキャラクターとなる。
戦闘システムはMMORPGではオーソドックスなターゲッティング方式。各種スキルを使うと、再使用可能になるまでのクールタイムが画面下のスロット上に表示される。
敵との戦闘では、強力な攻撃の際に予兆が表示される。それに対してタイミングよく防御することで反撃のチャンスを生み出したりといったアクション要素も用意されている。
また、本作では武器をふたつまで装備でき、戦闘中であっても切り替えられる。たとえば剣と盾で防御的に戦っている場面で、即座に杖に持ち替えて強力な攻撃魔法を放つといった戦いかたが可能なのだ。
武器によって使えるスキルが決まる。ふたつの武器を切り替えるのは、職業(クラス)ふたつを自在に変えられるようなものだ。
オープンβテストなど、正式サービスイン前に確認できた武器の種類は下記の7種類。この中からふたつを自由に組み合わせ、独自の戦闘スタイルを考えられるのも大きな魅力だ。
- ロングソード:敵の攻撃をブロックしたりスタンで行動不能にしたりと、攻防のバランスがいい。
- 両手剣:なぎ払う範囲攻撃を得意とし、大ダメージやスタンで相手をねじ伏せる。
- 短剣:素早い攻撃に加えて毒を使用し、相手に持続ダメージや不意打ちの大ダメージを与える。
- ロングボウ:遠距離から矢を射ることで相手の動きを止めるほか、味方の支援を得意とする。
- クロスボウ:両手に一丁ずつ構えて連射する射撃武器。遠距離から継続してダメージを与え続けられる。
- ワンド:回復魔法を主軸に、敵への攻撃や弱体化といった魔法も駆使して戦う。
- ロッド:天候と属性を操り、炎や雷といった直接的な攻撃魔法で敵をなぎ払う。
両手剣とワンドで攻撃しつつ回復もこなしたり、弓と杖で遠距離攻撃スキルを絶え間なく浴びせたりと、組み合わせを考えるのがおもしろい。
時間経過と豊富なコンテンツが彩る世界
変身魔法と武器を駆使して旅することになる本作。広大かつシームレスなのは当然として、時間経過とともに変化し続けたり、世界各地で戦いや出会いが待っていたりと、こちらもキャラクター側に負けないくらい自由度が高い。
わかりやすい変化としては、ゲーム中に昼夜や時間経過の概念があることが挙げられる。同じマップでも、夕方や夜になれば昼間とはまったく異なる姿を見せてくれるのだ。
さまざまな表情を見せる世界は美麗なだけではなく、各地にビューポイントが用意されていたりと、旅して回る楽しみも提供してくれる。シームレスかつ広大なオープンワールドを、ワイルドモーフで変身して気ままに駆けるのは何とも気持ちいい。
サブクエストなども豊富に用意。こうして世界を旅して周りながら世界についてより深く知ったり、さまざまな素材を集めることで装備などを製作していくといった、生活系のコンテンツもたっぷり楽しめる。
未知の土地へぶらりと旅に出て絶景を探してみる。旅行にも通じるような、昔ながらのMMORPGの楽しみかただ。
装備の大半は自分で素材を集め、製作することになる。アイテムを他プレイヤーに販売できる取引所も用意されているので、この世界で生計を立てるロールプレイもおもしろそうだ。
共闘を楽しめる豊富なバトルコンテンツ
『スローン・アンド・リバティ』の戦闘はとにかく大迫力。たとえばプレイヤーたちが結成するギルド同士の戦いは数十人から数千人規模にまで及ぶ。敵対プレイヤーだけでなくモンスターとの戦いも含め、戦闘コンテンツは多岐に渡る。以下は現段階で公開されているコンテンツの一部だ。
- 3対3の対人戦アリーナ
- ギルド同士の狩場の占領戦
- ギルド攻城戦
- 6人で挑戦するインスタンスダンジョン
- フィールドボス戦
- 魔物が守護し、対人戦も可能なPvPvEダンジョン
ギルド同士の戦いは攻城戦だけに留まらない。城で得た税収を無事に輸送できるか、あるいは逆に襲撃して奪うかを競う“税金輸送”といった変わり種も用意される。ダンジョンによってはボスを殴っているときに敵対ギルドの横槍が入るなど、ギルドの仲間と連携した素早い対処が問われる場面が多くなるだろう。
ほかにも6人用インスタンスダンジョンや、勝利すれば特典や追加のボスへの挑戦権が得られる“占領戦”など、仲間との共闘が楽しめる場面が多い。
ファンタジー世界を冒険するだけでなく、仲間とともにギルド戦に挑み、やがては王座を目指す。一介の冒険者や傭兵が王を目指すというのもじつに古きよきファンタジー作品らしく、世界観に没入できること請け合いだ。
物語すべてがシネマティック。ひとり旅も美しい
仲間との共闘や、多くの競い合うプレイヤーのひとりになることを通じて、ソリシウムの世界で生きていくのが『スローン・アンド・リバティ』というゲームだ。ひとりで進めていくメインストーリーでは、まるで映画のように幻想的な演出やカメラワークがプレイヤーの目を釘付けにし、没入感を高めてくれる。
ストーリー内でもこれぞ剣と魔法のファンタジーと言いたくなる演出が用意されており、プレイヤーを飽きさせない。
ひとり旅もまたいい。世界各地を旅し、ひとつとして同じ風景がない広大な世界を目に焼き付ける。歩みを進める中で出会い、そして別れていく人物たちは生き生きと描かれ、物語を彩ってくれる。
NPCとの会話パートでは、各人の感情が表情に表れる。美麗なグラフィックをしっかり活用している印象だ。
MMORPGの伝統的な楽しみといえば、あるときは多くの仲間との思い出を作り、またあるときはストーリーを追って自分だけの物語を紡ぐという、二面性が重要だ。本作『スローン・アンド・リバティ』はMMORPGには、どちらも当然ある。
どんな思い出ができるのか、どんなスタイルで世界を旅するのか。それを想像するだけでもワクワクしてくるほどに、ソリシウムの懐は広い。伝統のファンタジーと、いまなお色褪せず受け継がれているMMORPGの魅力を、本作を通じてぜひ再確認していただきたい。
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