スクウェア・エニックスがプロデュースし、プラチナゲームズが開発するオンライン専用のアクションRPG『BABYLON'S FALL(バビロンズフォール)』(対応機種はプレイステーション5、プレイステーション4、Steam)。
発売を2022年3月3日(木)に控え、公式生放送の第4回が配信された。
<出演者>
- 齋藤健治氏(ディレクター/プラチナゲームズ)
- 杉山高尚氏(運営ディレクター/プラチナゲームズ)
- 根岸功氏(プランナー/プラチナゲームズ)
- 江原純一氏(プロデューサー/スクウェア・エニックス)
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今回の放送で最初に言及されたのは、プレイヤーズサイト“ハンギングガーデン”について。これまでもハンギングガーデンでは課金ポリシーやビルドの参考記事などが公開されていたが、2022年2月28日のサービスイン以降はゲームとリンクした機能も追加されるという。スクウェア・エニックスアカウントを取得すれば、ゲームにログインしていないタイミングでもゲーム内ショップでの購入や装備プリセットの編集などが行え、移動中に考えたビルドをハンギングガーデンで設定し、ゲームを起動したらそのビルドですぐにプレイすることもできるという。
ハンギングガーデンを使った装備変更などのデモンストレーションのなかでは、ゲーム内ショップでビルドパックと呼ばれる装備セットが販売されることも明らかになった。こちらは各種立ち回りに特化した装備がセットになっているもののようだ。また、素材を消費して装備を作成するクラフトの要素もゲーム内での発表に先駆けて公開され、放送内ではハンギングガーデン内で装備のクラフトを行う様子が見られた。
そのほか、ハンギングガーデンでは称号やフレーム、エンブレムを設定できるセンチネルタグの編集、フレンド申請などを行うこともでき、プレイヤー向けのディープなニュースも配信されるという。プレイ予定の人はハンギングガーデンをブックマークしておくといいだろう。ハンギングガーデンはPC、スマートフォンのどちらからでもアクセス可能だ。
続いては、実機のよるプレイにより、第4の回廊となる凍結回廊のダンジョンとボス戦が公開された。凍結回廊はジャンプで飛び移る足場や細い通路、近づくまで表示されない床や壁など、アスレチック要素が多く用意されており、隠し通路を探す楽しさも味わえるという。また、凍結という名の通り足元が氷になっており、移動が若干滑るなどクセの強いダンジョンになっている。足場から落下するとダメージを受けてしまうが、これによって死亡することはない。逆に敵を落として倒すことはできるので、地形を活かした戦いかたも有効というわけだ。
凍結回廊のボスとして登場したのは、ガーゴイルのような見た目をしたウム ダブルチュ。空中を素早く移動して遠距離攻撃を仕掛けてくるのが厄介だが、ある程度ダメージを与えると地上でダウンするので、そこで一気に畳みかけるのがポイントとなりそうだ。
凍結回廊に加えて、物語後半に登場するというボスのガレノスとの戦いも披露された。ガレノスはガットワークを始めプレイヤーたちと同様のアクションを行う人型のボスで、かなり素早い動きで攻めてくるうえに、第2形態として竜に乗って戦う様子も見られた。放送では第2形態の途中で戦闘を切り上げていたが、この段階で終わりではないとも言及されており、実際のプレイではかなり苦戦させられそうだ。
番組中盤では、シーズン1の全容に関する説明が行われた。ロードマップはハンギングガーデンでも公開されているが、シーズン1は本日2月25日の体験版配信からスタートし、デュエル、ガントレットといったゲームモードの追加などが行われるほか、『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』とのコラボも開催される。2022年3月22日に行われる大規模アップデートでは、新たな種族としてモルザム人が、新たな武器種としてグレートアクスも登場するという。アップデートの詳細については、改めて生放送で告知を行うとのこと。
2022年3月7日に追加されるゲームモード“デュエル”は、極めたビルドとプレイスキルで挑む、開発陣からの挑戦状のようなコンテンツ。難度は“頂(いただき)”と“天”の2種類が用意されており、頂よりも天のほうが高難度になっている。ふだんのクエストでは自動復活回数を超えて戦闘不能になった場合でも仲間が近寄って復活させることができるが、デュエルでは自動復活回数を過ぎた時点でクエスト失敗になるようなので、クリアーのハードルはかなり高そうだ。
番組内ではクルというドラゴンとのデュエルに挑む様子が公開。通常時よりも攻撃力や範囲が強化され、時間差で爆発するオブジェクトを設置しながらの攻撃もしてくるなど、一筋縄ではいかなそう。かなりの強敵ではあるが、攻撃の予兆や法則性を見極めて攻略することはできるそうなので、実力を試すにはもってこいのコンテンツになるだろう。
2022年3月22日のアップデートで追加されるガントレットは、障害物競走のようなモードで、どれだけ早くゴールにたどり着けるかを競うものになっているとのこと。放送内のスライドでも毒のエリアに弓兵が多数配置されている様子が確認でき、地形や敵に合わせて毒耐性などを用意するのが大事になりそうだ。ガントレットで得られる報酬などについては、後日行われる生放送で発表するそうなので、詳細については続報を待とう。
同じく3月22日のアップデートで追加される新種族のモルザム人は、灼熱の溶岩洞窟を根城にする筋肉質の種族とのことで、より屈強な印象だ。新たな武器種のグレートアクスは攻撃範囲が広く、集団に潜り込んでいって敵をなぎ倒すような戦いかたができるという。
2022年3月29日から開催される『ニーア オートマタ』コラボでは、拠点のデコレーションやコラボダンジョンが追加されるほか、2Bや9Sといったキャラクターたちのコスメも登場。コスメは有償ガラズで購入するものだけでなく、コラボダンジョンをプレイすることで稼げるポイントと交換で手に入る無料衣装も用意されている。本コラボは『ニーア オートマタ』の田浦貴久氏やヨコオタロウ氏による監修のもとに高いクオリティが実現されているそうなので、原作ファンも要チェックだ。
番組の後半では、海外からの質問も含め事前に募集された質問への回答が行われた。おもな回答を下記に紹介して今回のリポートを終了する。
・最初のトレーラーから少しゲーム性は変わったが、特定のテクニックを用いれば空中コンボも可能。
・進行中のクエストに途中から参加することはできない。
・種族の違いによるストーリーへの影響はない。ゲームプレイに関しては種族ごとにギデオンコフィンの選択肢が若干異なる。
・種族専用の装備を出す予定はいまのところない。
・ビジュアルエフェクトを非表示にはできないが、画面が見やすいようにベータテストからエフェクトを調整している。
・4人より多い人数で戦うコンテンツは現状予定していない。
・一期一会を楽しんでほしいので、ギルドの実装予定はない。
・プレイヤー間で取引を行う要素はない。
・販売期間を設けているコスメなどは、販売終了後に再登場する可能性もある。
・ボス相手でも直接攻撃はパリィできる。パリィされた敵がリアクションするかはケースバイケース。
・サービス開始時のサーバー負荷などについて現状不安はない。トラブル発生時の対応も準備している。
・状況などによってナーフせざるを得ない可能性もあるが、基本的にナーフは行いたくないと考えている。
・コミュニティ生放送のようなものも実施していく予定。
・ストーリーのクリアーには10時間前後必要。そのなかで世界観が分かるようにはなっている。ストーリー進行に沿ってNPCのセリフも細かく変化する。
・武器防具にはパワー上限があるが、アップグレードで10段階までは強化可能。
・パワー上限の開放は小出しではなく、シーズンごとに開放するなどのやりかたで考えている。
・パワーの高い装備を使って別の装備のパワーを引き上げる合成機能もあるので、特定の装備を使い続けることもできる。
・装備の追加効果はランダムだが、ランダム効果の付け替えもできる。
・追加効果は同じ内容のものが複数あれば効果が重複する。
・格好いい装備だけでなく個性的なものも多いので、カラーパレットなどを含めたコーディネート次第でパンチの効いた見た目にもできる。
・カラーパレットの設定は装備を変えても維持される。
・PC版のベンチマークを出す予定はない。推奨スペック等は公式サイトで確認可能。
・種族とボディタイプ以外は後から変更可能。
・各クエストでピュアプラチナを取るとボーナス報酬が手に入る。クリアータイムが早いほどピュアプラチナが取りやすい。
・プレイヤー人数に応じて大きく変わるのは敵の体力と敵の攻撃力。
・待機モーションのカスタマイズは現状種族とボディタイプで固定。今後要望が多ければ対応していくこともできるかもしれない。
・同じスクウェア・エニックスアカウントでプレイステーション版とSteam版をプレイすることは可能だが、セーブデータを持ち越すことはできない。
・キャラクターの名前に使用できるのはアルファベットのみ。