日本代表GK中村、“戦慄の衝突”の後遺症なし「痛みない」 川島、東口との争いに闘志
20日名古屋戦で相手と交錯、脳しんとうと頸椎捻挫の診断も25日から代表練習に合流
戦慄が走った大激突から1週間、日本代表GK中村航輔(柏レイソル)のコンディションは問題ないようだ。26日に行われた代表合宿で別メニューのトレーニングとなったが、中村は「痛みはないです」と語っている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
中村にアクシデントが発生したのは20日のJ1第15節、名古屋グランパス戦の試合終盤でのこと。最終ライン裏に出たボールを処理しようと飛び出したところ、名古屋FWジョーと交錯。中村は頭からピッチに叩きつけられる形となり、救急搬送される事態となった。
翌日、柏から脳しんとうと頸椎捻挫との診断を受けたこともあってその状態が心配されたが、25日から代表の練習に合流。2日連続でジョギングにとどめているが、本人としてはプレーに支障ないという。
「ここまでのところ、順調です。痛みはないです。予定通りの調整できています。最初の入りは想定していたものじゃないですけど、この段階まで来れて嬉しいです」
GKという特殊なポジションということもあり、定位置の座は一つしかない。ただ西野朗監督が掲げるコンセプトの下、中村は自らをアピールしようとしている。
「まずはガーナ戦に向かってということで。監督も共存とおっしゃっていましたので、まずは一つになって向かう、というのが一番ですかね。(川島)永嗣さんも東口さんも尊敬する先輩ですし、毎日見ているので。最後の最後までどうなるかは分かりませんけど、毎日毎日必死でやれればと」
二人の先輩を立てつつも、中村は「もちろんワールドカップに出たいというモチベーションがある」と、レギュラー争いに意欲を見せている。昨年12月のE-1サッカー選手権で数少ない収穫となった気鋭の23歳。30日の親善試合ガーナ戦の出場こそ不透明だが、守護神争いで後手に回るつもりは全くなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)