Thiago Alcantara Liverpool 2020-21Getty Images

チアゴ・アルカンタラ「現代サッカーが嫌い」…VARにも批判的

リヴァプールのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは、フットボールに関する自身の考えをあらわにした。

昨シーズンにバイエルン・ミュンヘンで3冠に輝き、スペイン代表として現在EURO2020でプレーするチアゴ。昨夏に加入したリヴァプールでも活躍を残す同選手は、プレミアリーグでしばしば議論されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)についてイギリス『ガーディアン』で語った。

「僕には“現代フットボールが嫌い”というメンタリティがある。もっとクラシックな考えが僕にはある。そして、VAR、僕はいつだって反対だ。フットボールの本質やピカレスクといったものを奪っている」

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「僕がたちがミスをするように、レフェリーもミスをする。VARによって、多くの伝説的な場面が存在しなくなるだろう。それに、ハーフラインからのゴールであったとしても、得点した後、認められるまで待っている状態だ。“ビルドアップの中でファウルがなかったように、オフサイドがなかったように”って考えている」

さらに、同選手は現代のフットボールでよりフィジカル面を求められるようになったと感じているようだ。

「異なるペースやリズムになっている。より加速的で、よりフィジカル的だ。10番はほとんど消え、マジックやファンタジーも減ってしまった。フットボール選手たちは速くなっている。走ればいいだけだから、ドリブルする必要もなくなった。選手たちはすべての側面で良くなっている。でも、司令塔のように、他と異なり、一息入れる選手を失っている」

「足の速くない選手たちは、頭の中でより速くならなければいけない。適応すること、人生と同様だ。物事は動き続けている。フットボールは常に変化を続けている」

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