海外版iPhone 14 Proを検討
昨年に海外版iPhone 13 Proを個人輸入しようと実際の方法を検討しました。実際に可能な手段であることはわかっています。しかし機能や性能を考えた結果断念した次第です。今年は機種変更を4年となったこともありiPhone 14 Proを購入する方向で考えています。
どの海外版の購入がいいのか?
今回発売されるiPhone 14シリーズはProシリーズでも廉価版14シリーズでも5種類の型番となります。
主要な個所では
- 米国版
- 日本版(カナダ、グアム、サウジアラビアなど)
- その他色々
- 中国版
- ロシア系(※現在ロシアでiPhone発売していませんけど、なぜか記載があります)
となります。アメリカから購入すればeSIMオンリーの米国版となります。
グアム、カナダ、サウジアラビアから購入すれば日本と同じ型番なのでシャッター音なしで技適もあるスマホとして購入できます。
中国版はそれ専用の型番なので購入しない方がいいでしょうね。香港行く人はいるでしょうけど。
それと同じくロシア系のいくつかの国用も同様です。
選択肢としては上位3つの型番となるでしょう。
主要3型番の特徴
米国版
米国版は何といってもeSIMオンリーで物理SIMが使えません。そして日本版との差異で言えば1.5GHz帯バンドが未対応となります。そのため日本で使用すると特に地方で提供が多い1.5GHzを使用できないため通信速度に影響すると思います。エリア的には主要なバンドが別の周波数なので狭くなるってことはないでしょう。
そして5Gミリ波対応している点。日本や他の国でも提供されているn257未対応ですので米国以外でどこまでミリ波が使えるかは?未知数です。まあミリ波のiPhoneが欲しい人にとってはいいかもしれません。
日本版
これは日本版であるだけあり技適対応ですね。そして同じ型番のを購入出来ておそらく行く人も多いだろうグアム、カナダ、もしかしてサウジアラビアで購入すればシャッター音なしで使えるスマホとなります。
アジア、ヨーロッパ等のグローバル版
数多くの国に対応する型番です。近くの国では台湾などの東南アジア、オーストラリアで購入出来るので海外旅行に行って購入することが可能です。
特徴は日本版と比較して600MHz, 700MHz帯の一部のバンドが未対応となります。5G: n14(4G: 14), 5G: n71(4G: 71)に未対応です。日本で使う分には影響がなさそうですけど、わざわざ日本版よりバンド数が少ないし、ミリ波対応しているわけでもない、技適未対応だろうし、シャッター音なしだけの利点で購入するには今一つといった感じです。
残り2つの版
中国版とロシア系のいくつかの国版は紹介程度です。画面ショットを参考にしていただければと思います。
検討おすすめは?
海外版を購入するのであれば上記の特徴を考えれば2つに絞られます。
- 米国版(アメリカで購入)
- 日本版(グアム、カナダ、サウジアラビアで購入)
安心して日本で使いたいのであればグアム、カナダ、サウジアラビアから日本版と同じ型番を購入するのがいいでしょう。技適対応しているのが確実でシャッター音なしの利点があります。
そしてメインとして考えれば米国版でしょう。しかしこれはeSIM専用になり物理SIMが使えなくなるため、今の日本の状況ではMVNOで使いにくい短所となります。データ通信専用であればMVNOの一部でeSIM提供されているのでいいかもしれません。音声回線は主要キャリアか楽天モバイルしか選択肢がございません。デュアル回線にする運用もいいかもしれませんが、2回線同時だとバッテリー消費が増えるのが確実なのでベストとは言えないです。
もちろん米国版は日本版と型番が違うので現状、技適がない可能性が高いです。今後誰かが確認してくれるでしょう。
日本と海外版の価格比較
ざっくりとした現地価格との比較をします。
ここではiPhone 14 Pro 128GBと256GBのみで調べました。
為替レートは2022/9/10現在のレートとします。
- カナダドル:109.18 (カード手数料3%とすると112.46)
- USドル:142.5 (カード手数料3%とすると146.78)
残念ながらサウジアラビアのアップルストアでは価格がまだ出ていませんでしたので記載しておりません。日本の価格は税込みです。
そして比較すると米国版が一番安いということがわかります。カナダ版は日本より少し高くなります。
iPhone 14 Pro | |||||
---|---|---|---|---|---|
日本(税込み) | 米国 | Canada | サウジアラビア | ||
128GB | \149,800 | $999 (\146,630) | CA$1,399 (\157,330) | 未定 | |
256GB | \164,800 | $1,099 (\161,310) | CA$1,549 (\174,200) | 未定 |
※グアムの場合消費税はないですが、GRT(売上税)で6%かかる可能性があります。
海外旅行に行って直接購入すれば旅行代は別にすると一番費用をかけずに購入出来ますが、普通に何らかの方法で海外版を現地から購入しようとすると送料、関税もかかってそれなりの費用がかかることは確実です。高くても欲しい人であればいいかもしれません。
私のiPhone 14 Proは様子見
私としてはiPhone 14 Proを購入したいですが、円安ということで日本での価格も高いですし、まして海外版の購入はさらに高くなります。結果、今は断念し来年まで様子見をします。もしかして円安から円高方向に変わって1ドル120~130円ぐらいになれば日本版も安い方向へ価格改定する可能性もなくもないです。そうすると新品価格も下がるし、中古店へ売るときの価格も下がりいいことありません。今年の製品はすごく充分満足するモデルですので魅力的です。
iPhone 14 Pro | |||||
---|---|---|---|---|---|
Apple | ドコモ | au | Softbank | 楽天 | |
128GB | \149,800 | \174,130 | \175,860 | \175,860 | \164,800 |
256GB | \164,800 | \198,880 | \201,925 | \201,600 | \181,800 |
512GB | \194,800 | \238,480 | \238,555 | \238,320 | \214,800 |
1TB | \224,800 | \275,220 | \275,415 | \275,040 | \247,800 |
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