毎年、CEATECで「2〜3年先を見据えた」(三洋)コンセプトモデルを展示してくる三洋電機。今年のコンセプトモデルは、“無線LAN内蔵”がポイントだ。
「これまで無線LAN内蔵携帯というと、法人向けが多かった。コンシューマ向けに大容量コンテンツを楽しむというコンセプトで、無線LAN内蔵を考えた」(三洋)
テレビチューナー搭載は想定していないが、代わりにHDDを搭載して大容量の動画を無線LAN経由でダウンロードできる。ディスプレイは2.5インチの3D液晶で、既に同社が開発済のものだ。
最大の特徴は、「W回転ヒンジ」と呼ぶ翼型(?)の形状。液晶が中央に、左右にキーが配され、キー部はいわゆる回転2軸ヒンジ構造になっている。左右のキー部は、キートップの表示が切り替えられるようになっている。縦横の持ち方に併せて向きを変えることができ、さらにゲームなら十字キー、メールなら絵文字表示といったように、コンテンツによって表示が変わる。
「メールでは液晶を縦に、動画閲覧時やゲーム時は横に。それぞれのコンテンツに合わせた液晶やキー配置を選べる」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.