ドコモは年末商戦に向けて、「FOMA 901iシリーズ」を投入する計画だ。CEATEC JAPAN 2004の基調講演で、ドコモの中村維夫社長が明かした。
901iシリーズは、現行900iシリーズの後継機。900iでは1機種のみだったFeliCa内蔵機種を数機種に増やすことが明かされている(9月30日の記事参照)。また、同時期にFOMAの利用周波数帯を従来の2GHzだけでなく、現行PDCが利用している800MHzにも拡張する計画。901iシリーズは800M/2GHzのデュアルモード端末になると見られる(2003年11月25日の記事参照)。
901i移行、FOMA投入スケジュールは年2回というペースとなると中村社長。講演で示したロードマップによると、901iの後継機種は「901iSシリーズ」となっている(7月30日の記事参照)。
さらに、「3月、遅くても4月から5月には、FOMAの普及版を出したい。FOMAの基本機能は持っているが、900iの機能をそぎ落として廉価に提供する」と話した。
FOMAのラインアップを拡充することで、今年度末1060万契約の目標は達成できる見込み(5月7日の記事参照)。「2006年早期には、FOMAとPDCの割合は50:50になる」とした。
PDC端末は、「機種数を絞りながら、縮小の傾向でやっていきたい」と話した。
また、FeliCa内蔵端末が9月末時点で45万台に達したことも明かされた。
外部連携機能 | 6月末時点 | 備考 |
---|---|---|
QRコード | 900万台 | 今年度末には2000万台を予定 |
赤外線 | 2400万台 | - |
FeliCa | − | 9月末時点で45万台 |
Bluetooth | 1万5000台 | − |
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