「CAMonEZ」は、自分で設置したライブカメラの映像をauのWIN端末で閲覧可能にするサービス。「ダブル定額」ユーザーなら、定額の通信料金でWIN端末からの閲覧が可能。プライベートなライブカメラをリーズナブルかつ手軽に利用できるのが魅力だ。
CAMonEZは、メガチップスシステムソリューションズ、アイ・オー・データ機器、KDDIの3社の協力で提供されるライブカメラ映像ををWIN端末で視聴可能にするサービス(6月22日の記事参照)。ネットワークカメラとダイナミックDNSサービスをアイ・オー・データ機器が、動画サーバをメガチップスシステムソリューションズが提供する。
魅力はやはり定額制で使える点。カメラの設置場所がADSLなどの常時接続環境下であることが前提となるが、「CAMonEZ」の利用料金は1ユーザー向けで「パーソナルサービス」が2980円/月(2004年12月末までは1980円)、5ユーザー向けの「ファミリーコース」が5250円/月となり、WIN端末ではもちろん「ダブル定額」の適用範囲内で利用できる。
WIN端末の基本料金を除いたミニマムの利用料金は5080円。既に「ダブル定額」を利用しているユーザーなら、実質2980円/月の追加コストだけで、プライベートなライブカメラを無制限で利用できる。テレビ電話機能を使った回線交換方式のサービスの場合は、従量料金になるためミニマムコストは少ないが、カメラ側にも携帯電話の基本料金が必要になる。“利用頻度次第”ともいえるが、定額で使えるのが大きなメリットといえるだろう。
ネットワークカメラとして使えるのは、MPEG-4対応のアイ・オー・データ機器の「BROAD STREAM RT」だ。単体で動作する動画サーバ機能に30万画素カメラユニット、MPEG-4エンコーダを装備。ズームやティルト機能も備えるなど定評のある製品だ(2003年11月の記事参照)。
背面にはLANポート、外部映像/音声入力、CFスロットなどを備える。CFスロットにはメモリカードを挿して単体での動画、静止画の保存が可能なほか、写真のようにアイ・オー・データ機器製の「WN-B11/CFL」を使えば無線LAN接続もできる |
カメラ側のインターネット接続環境は、一般的な家庭向けの常時接続で十分。アイ・オー・データ機器が提供するダイナミックDNSサービス「iobb.net」にBROAD STREAM RTが単体で対応しているので、固定IPアドレスである必要もないし、PCで別途ダイナミックDNSの設定作業なども不要。またPPPoEにも対応しているので、専用インターネット接続回線を準備するような場合でも問題なく利用できる。
現在対応しているWIN端末は「W11H」「W11K」「W21S」「W21SA」の4機種。基本的にはEZWebを利用して動画のストリーミング再生が可能であればいいはずなので、今後登場するWIN端末の多くが対応するはずだ。
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