ドコモの2010年夏モデルでは唯一のPROシリーズ端末「N-08B」は、QWERTYキーボードを搭載したiモードケータイだ。
幅180ミリ、奥行き77.9ミリと、“ケータイ”と呼ぶには少々大柄のボディには、約4.6インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)ディスプレイと、12.7ミリピッチのQWERTYキーボードを搭載する。まるで往年のNEC製PDA「Mobile Gear」を想起させる端末だ。キーのストロークは1.2ミリ。数字キーや記号キーも独立したパンタグラフ構造の大型キーは、かな入力にも対応しており、ノートPC並みの入力環境を備える。
そんな日本語入力に特化した端末だけに、テキストエディタも全角で5000文字まで入力できる独自のものを搭載。内蔵メモリに3500ファイルまで保存できる。テキスト形式でも保存でき、作成した文書はメールで送ったり、他の機器で利用したりできる。大型のボディには大容量バッテリーを備え、連続待受時間は約1000時間を実現している。ワンセグも約5時間の連続視聴が可能だ。
またIEEE802.11b/g準拠の無線LAN(Wi-Fi)も搭載しており、Wi-Fi経由でのインターネットアクセスも容易に行える。自身がアクセスポイントになるモバイルルーターとしても利用可能で、複数台の機器をネットに接続することも可能。らくらく無線スタートやAOSSをサポートしているので、設定も簡単にできる。
N-08Bならではの機能として、ホームサーバ・クライアントソリューションの「LUi」に対応していることも挙げられる。LUi機能を利用すれば、自宅のPC上のアプリケーションの遠隔操作が可能で、外出先などから自宅のPCのアプリケーションが利用できる。
一般的なハイエンドケータイ同様、ワンセグやiコンシェル、Bluetooth、マイエリアなどの機能に対応しており、iモードケータイとしてメールやiモードサイトの閲覧も可能。ただ、電話をするためにはスピーカーホン、もしくは別売のイヤフォンマイクやヘッドセットが必要になる。
機種名 | N-08B |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約80×180×18.1ミリ(最厚部約18.9ミリ) |
重さ | 約300グラム |
連続通話時間 | 約350分 |
連続待受時間 | 約1000時間 |
アウトカメラ | − |
インカメラ | 有効33万画素CMOS |
外部メモリ | microSDHC(別売/最大16Gバイト) |
メインディスプレイ | 約4.6インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)1677万7216色TFT液晶 |
サブディスプレイ | − |
ボディカラー | ultimate black |
主な機能 | ワンセグ、Bluetooth、Wi-Fi(IEEE802.11b/g)、アクセスポイントモード、iコンシェル、使い方ガイド、マイエリア、3G国際ローミング ほか |
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