NTTドコモは2014年9月8日、「カケホーダイ&パケあえる」に新料金プラン追加などの改良を加えると発表した。
まず、「パケットパック」で、未使用のパケットを翌月に繰り越す「パケットくりこし」を導入する。また、利用可能データ量を使い切った後に、追加で購入するデータ量の利用期限を1カ月延長する。さらに、パケットパックに単身利用者向けの料金プラン「データLパック」などを追加する。
パケットくりこしは、使わなかったデータ量を1Gバイトごとに翌月へ繰り越し可能にするもので、シェアしている家族や同一法人間などで分け合うこともできる。10月1日から繰り越し可能とする(10月未使用分を11月に繰り越し)。
対象となるユーザーは、「データMパック」「データLパック」または「シェアパック10〜30」「ビジネスシェアパック10〜3000」を契約しているユーザー。「データSパック」と「らくらくパック」のユーザーは対象外だ。詳しくは以下の表を参照のこと。
パケットパック | 利用可能データ量 | 料金 | パケットくりこし | ||
対象 | シェア利用 | ||||
1人向け | データSパック | 2Gバイト | 3500円 | × | × |
データMパック | 5Gバイト | 5000円 | ○ | ○(「2台目プラス」適用) | |
データLパック | 8Gバイト | 6700円 | ○ | ○(「2台目プラス」適用) | |
家族向け | シェアパック10 | 10Gバイト | 9500円 | ○ | ○ |
シェアパック15 | 15Gバイト | 1万2500円 | ○ | ○ | |
シェアパック20 | 20Gバイト | 1万6000円 | ○ | ○ | |
シェアパック30 | 30Gバイト | 2万2500円 | ○ | ○ | |
法人向け | ビジネスシェアパック10〜3000 | 10〜3000Gバイト | 9500円〜190万円 | ○ | ○ |
らくらくスマートフォン向け | らくらくパック | 200Mバイト | 2000円 | × | × |
また、パケットパックの利用可能データ量が超過してしまい、通信速度が落ちた時に、再び通常速度で使えるように追加でデータ量を購入(1000円/1Gバイト)したときの追加分の利用期限を延長する。従来は追加分の利用期限は購入月末だったが、これを1カ月延長して購入月の翌月末とする。10月1日から利用可能になる。
さらに9月19日からは、従来単身利用者向けに提供していた2Gバイトの「データSパック」と5Gバイトの「データMパック」に加え、月額6700円(税別)で8Gバイトまで使える「データLパック」を追加する。
パケットパック | 利用可能データ量 | シェア可否 | 契約年数及び毎月の割引額 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1st(5年未満)月額定額料 | 2nd(5年以上) | 3rd(8年以上) | プレミア(10年以上) | グランプレミア(15年以上) | |||
データSパック | 2Gバイト | 1人で利用 | 3500円 | − | − | − | -600円 |
データMパック | 5Gバイト | 5000円 | − | − | -600円 | -800円 | |
データLパック | 8Gバイト | 6700円 | − | − | -600円 | -800円 | |
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