日本マイクロソフトは10月14日、都内で開催した「Windows 10 Partner Device Media Briefing」において、VAIO、日本エイサー、トリニティの3社が「Windows 10 Mobile」を搭載したデバイスを日本市場向けに開発中であることを明らかにした。
日本市場向けには、マウスコンピュータ、プラスワン・マーケティング(FREETEL)、サードウェーブデジノスの3社がWindows 10 Mobileデバイスの開発を既に表明している。
本発表が行われた会場では、サードウェーブデジノス、プラスワン・マーケティング、日本エイサー、トリニティの4社がWindows 10 Mobileデバイスを参考展示していた。
サードウェーブデジノスは、同社初となるスマートフォンで、Windows 10 Mobileを搭載する「Diginos Mobile DG-W10M」を参考展示した。発売は、「Windows 10 Mobileの正式公開からなるべく間を開けずに」(関係者)行われる予定だ。
本体はデュアルSIM仕様となっており、うちスロット1がLTE/3G(W-CDMA)通信に対応する。LTEはバンド1/3/5/19、3Gは1/5/9/19での通信が可能で、国内での利用に最適な仕様となっている。本体のリアカバーはブラック・ホワイト・ブルーの3色を同梱する予定となっている。
プラスワン・マーケティングは、Windows 10 Mobile搭載スマホ「FREETEL KATANA 01」と「FREETEL KATANA 02」の発売を予定している。今回のイベントでは、よりスペックの高いKATANA 02が参考展示された。価格は2万9800円(税別)で、「Windows 10 Mobileと極力同じタイミングで」(関係者)発売される予定だ。
日本エイサーは、IFA 2015で発表されたWindows 10 Mobileスマホ「Liquid M330」を参考展示していた。
Liquid M330は、4.5型FWVGA(480×854ピクセル)液晶を搭載するエントリーモデル。今回は、「AcerにはこのようなWindows 10 Mobileデバイスがあるということを示す」(説明員)ために展示されたものであり、国内に投入されるWindows 10 Mobileデバイスの仕様は未定とのことだ。
トリニティは、同社がデザイナーズユニット「TENT」と共同で展開するブランド「NuAns(ニュアンス)」の名前を冠するWindows 10 Mobileスマホ「NuAns NEO(ニュアンスネオ)」の開発を表明した。
NuAns NEOは、NuAnsブランドが目指す「便利さと共に、温もりのある暮らしを」体現するスマホとして、ボディや基板などを独自に設計している。詳しい情報は、年内に実施を予定している発表会で明らかにするという。
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