FREETELブランドでSIMフリー端末を製造・販売しているプラスワン・マーケティング株式会社は、秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディア AKIBAに、FREETELの専門コーナーをオープンさせ、同コーナーにて新製品の発表会を行いました。
発表された端末は本日10月2日より販売を開始した「SAMURAI 雅(MIYABI)」と、近日発売予定の「priori 3(プリオリ3)LTE」。さらに iPhone専用SIMカード「FREETEL SIM for iPhone / iPad」を発表しました。
ヨドバシカメラ マルチメディア AKIBAの1Fにオープンした同社の専門コーナーは、キャリアに負けず劣らずのスペースを確保。FREETEL端末の実機展示はもちろん、FREETEL SIMの通信速度を体験するコーナーを設置しています。
端末・SIMカードの購入のほか、専門スタッフによる購入相談やアフターケアを受けられ、今後はFREETEL製品の修理受付も行われる予定です。また、FREETELは2015年内にヨドバシカメラ全店にコーナーを設置するとのこと。設置時期についてはFREETELおよびヨドバシカメラのホームページで確認ください。
また、この日は以前発表された「SAMURAI 雅(MIYABI)」の発売日でもありました。
5.0インチHD(1280×720)IPSのディスプレイ、1.3GHzのクアッドコアCPUと2GBというメモリを搭載、32GBのストレージ容量でありながら本体価格が19,800円という高いコストパフォーマンスが話題となっていました。
フロントカメラは500万画素、リアカメラ1,300万画素を搭載。カメラに向かってポーズをとると自動で撮影する「ジェスチャーキャプチャーモード」や、動く被写体を得意とした「モーショントラックモード」、さらにスマイルショット、40連写モードなど、多彩な機能を搭載しています。
nanoSIMカードサイズのデュアルSIMスロットを装備。どちらのスロットでもLTE/3G/2Gが利用可能です。ただし、同時にLTE/3GのSIMカードは利用できません。その点は注意が必要です。また、対応するLTEバンドはBand 1/3/8/19、W-CDMAがBand 1/6/8/19。ドコモのFOMAプラスエリアも利用できるので、幅広いエリアで活躍してくれることでしょう。
SAMURAI 雅はSIMフリースマホでは珍しいヒートシンクカバーを搭載。これは伝導性の高い金属パーツを背面カバーに組み込んで、熱を発散しやすくする工夫もされています。バッテリー容量は、2,200mAhと少なめなのですが、充電も急速充電機能「Pump Express」に対応で、充電時間が無い場合に頼りになる機能です。
10月9日から販売を開始する「FREETEL SIM for iPhone / iPad」は、データ通信は299円から2470円(10GB)まで使った分だけ課金するSIMフリー版 or ドコモ版 iPhone向けのSIMカードです。同SIMの最大の特徴は、App Storeでのダウンロード時のパケット通信が無料になるという点。パケット通信でのデータ通信量を気にすることなくアプリダウンロードが可能です。
月額に560円プラスすることで、音声通話付きプランにできます。すでにAndroidスマートフォンで同SIMを使っているユーザーは、マイページからfor iPhone / iPadプランに切り替えが可能となっています。
この他に、新スマートフォン「Priori 3(プリオリ3)LTE」も発表。「LTE対応スマートフォンとしては史上はじめて12,800円を実現した」と、価格を全面的にアピールしました。画面サイズ4.5インチ FWVGA(480×850)、CPUはクアッドコアで、メモリは1GB、内蔵ストレージ8GBです。スペック的には比較的抑えめですがAndroid OS 5.1を搭載しているので、日常使いには問題はなさそう。なお発売日は未定となっています。
段階制プランの「FREETEL SIM」が好調な同社は、格安SIM市場で確実に存在感を放っており、今後も攻めの姿勢で市場を開拓していく予感がする発表内容でした。
(文:甲斐寿憲)
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