思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の東芝(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「WIN W47T」です。
2006年12月13日に発売されたW47Tは、「CDMA2000 1x EV-DO Rev.A」の通信方式に対応した初の端末で、auでは初めてのテレビ電話対応ケータイです。
EV-DO Rev.Aは、従来の「EV-DO Rev.0」を高速化させた通信方式で、理論値で下り最大2.4Mbpsから3.1Mbpsに、上り最大144Kbpsから1.8Mbpsに通信速度が向上するというものです。特に上りの速度が従来の約12倍の速度に向上しているのが特徴です。
この通信速度を生かした機能として、auケータイで初めてテレビ電話に対応しました。先にテレビ電話機能を提供しているNTTドコモやボーダフォンの3G(W-CDMA)ケータイともテレビ電話を楽しむことができた他、通話中の相手の映像と音声を録画できる機能も備えていました。
また、東芝製のau端末としては初めてEZ FeliCaに対応。12月22日に発売された兄弟機の「DRAPE(W46T)」がありましたが、基本機能はほぼ同じで、EZ FeliCa非対応、コンセプターの坂井直樹氏による本体デザインを採用している点が違いとなっていました。
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