アナログカメラ気分を味わえる「nubia Z50 Ultra フォトグラファー版」が楽しい

» 2023年09月25日 17時14分 公開
[山根康宏ITmedia]

 スマートフォンのカメラ性能の進化はまだまだ止まりませんが、カメラを使う気分を堪能できるデザインのモデルも増えてきています。ZTE傘下のnubiaの「Z50 Ultra Photographer Edition」は、アナログカメラを思わせる革風デザインが特徴です。

Z50 Ultra Photographer Edition 本体に革を張り付けたようなデザインの「Z50 Ultra Photographer Edition」

 プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2を搭載するハイスペックな製品です。6.8型のディスプレイはZTEが得意とするアンダーディスプレイカメラを内蔵し、インカメラが見えません。

Z50 Ultra Photographer Edition インカメラの見えない6.8型ディスプレイ

 本体側面は金属フレームでシャープな仕上げ、このあたりのデザインはnubiaのゲーミングモデル「REDMAGIC」最新シリーズとよく似ています。艶消しのこのシルバーなフレームが、カメラフォンとしての雰囲気をさらに高めてくれます。

Z50 Ultra Photographer Edition 側面は角をたてたシャープなデザイン

 背面はブラックまたはブラウンとシルバーのツートンカラー仕上げ。ビーガンレザー貼り付けと思いきや、この革風の外観は塗装で仕上げています。表面はガラス張りのようで、革のような見た目にもかかわらず、触れてみると表面は平滑感が高く、つるつるとした肌触りが不思議な感覚です。

Z50 Ultra Photographer Edition 革風仕上げは塗装で表現

 メモリ構成も最上位モデルは16GBを搭載、ストレージもMAXは1TBとパワー不足に悩むことはなさそう。OSはAndroid 13ベース、ZTE開発のMyOS 13を搭載します。

Z50 Ultra Photographer Edition nubiaの中でも最上位に位置する製品だ

 カメラは6400万画素の広角 35mm、5000万画素の超広角 14mm、64000万画素の3.3倍望遠 80mmの3つを搭載します。nubiaのカメラフォンは50mmを搭載したモデルもありましたが、本モデルはポートレート撮影は80mmに任せるとして、風景やスナップ撮影により特化したレンズの組み合わせにしているようです。

Z50 Ultra Photographer Edition 高画質なトリプルカメラを搭載

 なお、1600万画素のアンダーディスプレイカメラはディスプレイの下に配置されているため、画質はやや落ちます。AI処理により画質を補正してくれますが、セルフィー撮影用よりもゲーム配信中に自分の顔を写したり、ビデオ会議用に使ったりするのがよさそう。

Z50 Ultra Photographer Edition アンダーディスプレイカメラで自撮りしてみた

 ZTE/nubiaはスマートフォン販売台数ではグローバル上位に入りませんが、カメラ性能を高めた製品を毎年出し続けています。Z50 Ultra Photographer Editionと大手メーカーのフラグシップモデルと単純にスペックだけを比較してみても、引けを取りません。しかも本体を所有すること、使うことを楽しくさせてくれるデザインとしています。「この見た目ならぜひ使ってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか?

Z50 Ultra Photographer Edition 隠れた高性能カメラフォンだ

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