スマートフォンのカメラ性能の進化はまだまだ止まりませんが、カメラを使う気分を堪能できるデザインのモデルも増えてきています。ZTE傘下のnubiaの「Z50 Ultra Photographer Edition」は、アナログカメラを思わせる革風デザインが特徴です。
プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2を搭載するハイスペックな製品です。6.8型のディスプレイはZTEが得意とするアンダーディスプレイカメラを内蔵し、インカメラが見えません。
本体側面は金属フレームでシャープな仕上げ、このあたりのデザインはnubiaのゲーミングモデル「REDMAGIC」最新シリーズとよく似ています。艶消しのこのシルバーなフレームが、カメラフォンとしての雰囲気をさらに高めてくれます。
背面はブラックまたはブラウンとシルバーのツートンカラー仕上げ。ビーガンレザー貼り付けと思いきや、この革風の外観は塗装で仕上げています。表面はガラス張りのようで、革のような見た目にもかかわらず、触れてみると表面は平滑感が高く、つるつるとした肌触りが不思議な感覚です。
メモリ構成も最上位モデルは16GBを搭載、ストレージもMAXは1TBとパワー不足に悩むことはなさそう。OSはAndroid 13ベース、ZTE開発のMyOS 13を搭載します。
カメラは6400万画素の広角 35mm、5000万画素の超広角 14mm、64000万画素の3.3倍望遠 80mmの3つを搭載します。nubiaのカメラフォンは50mmを搭載したモデルもありましたが、本モデルはポートレート撮影は80mmに任せるとして、風景やスナップ撮影により特化したレンズの組み合わせにしているようです。
なお、1600万画素のアンダーディスプレイカメラはディスプレイの下に配置されているため、画質はやや落ちます。AI処理により画質を補正してくれますが、セルフィー撮影用よりもゲーム配信中に自分の顔を写したり、ビデオ会議用に使ったりするのがよさそう。
ZTE/nubiaはスマートフォン販売台数ではグローバル上位に入りませんが、カメラ性能を高めた製品を毎年出し続けています。Z50 Ultra Photographer Editionと大手メーカーのフラグシップモデルと単純にスペックだけを比較してみても、引けを取りません。しかも本体を所有すること、使うことを楽しくさせてくれるデザインとしています。「この見た目ならぜひ使ってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.