「紅茶のティーパックって2回くらいは最低でも使うよね?」――。そんな疑問がXに投稿され、1回だけ使う派と2回以上使う派で議論になっている。
紅茶のティーバッグは何回使うのが適切なのか。大手ブランド2社に聞いてみた。
「味がなくなるまで使い倒します」「2回目は味と香りがもう出ないですね...」
議論が拡散されたのは2024年3月中旬。Xに「紅茶のティーパックって2回くらいは最低でも使うよね?」と投稿され、次のような様々な意見が寄せられた。
「出切るまで使います」
「1バッグで2人分いれます」
「1回目は濃すぎて、ティーパックを別皿に移してから、薄めるくらいです」
「まさにそれで一昨日うちの両親ケンカしてた」
「紅茶党なので一回きりです。コーヒー派だったら間違いなく2回使います」
「味がなくなるまで使い倒します」
「2回目は味と香りがもう出ないですね...」
人によって何回使うか分かれるようだが、ティーバッグは何回使うのが適切なのか。また何回ええるのか。「トワイニング」を販売する片岡物産お客様相談室担当者は25日、「ティーバッグ1袋でカップ1杯分を推奨しております」と回答した。ただ、次のようにも付け加えた。
「紅茶は嗜好品でもございますので、お好きな飲み方でお楽しみいただくのもよろしいと存じます。
なお、ティーバッグの美味しい入れ方につきましては、商品パッケージ裏面もしくは下記ホームページをご参照願います」
「正解不正解にこだわりすぎず、ぜひ自分流の飲み方、アレンジで」
「リプトン」を販売する「リプトン・ティーアンドインフュージョン・ジャパン・サービス」広報担当者は4月1日、「おすすめは基本的に1回です。紅茶は熱湯で成分を一度に出して楽しむ飲み物なので、2回目以降は本来の紅茶で楽しめる成分があまり残っていません。多少の色はつきますが見た目ほどの濃さはない状態です」と回答した。
「基本的に1回」ということは、やはり2回以上はダメなのか。担当者は「リプトンとしては1番おいしい状態をご提供したいのでおすすめは致しませんが、もちろんお好みで2回以上使っていただいても大丈夫です」と説明した。
Xでティーパックを何回使うか論争となっていることには、次のような所感を寄せた。
「リプトンとしてのおすすめはもちろん1番おいしく飲める1回のみの使用ですが、ティーバッグの使い方に絶対的な正解があるわけではなく、あくまでお客様の自由だと考えています。
『こうしなくてはいけない』『こうしてはいけない』などと気をもみながらでは、せっかくのティータイムも楽しめなくなってしまいます。
紅茶は敷居が高いと思われている方もいるかもしれませんが正解不正解にこだわりすぎず、ぜひ自分流の飲み方、アレンジでティータイムを楽しんでいただければと思います。
リプトンとしては、おいしい紅茶とともにハッピーな時間を過ごしていただけるなら、それ以上に嬉しいことはありません」