76%認知度、8.2%保有率の「ポータブル電源」は災害時の必需品 停電時も「ふだんと同じ生活」ができる

提供:Jackery

   地震や台風、豪雨などの災害に備えたい――。

   令和6年能登半島地震で、衛星通信サービス「Starlink」と接続し衛星通信インフラを復旧させた「ポータブル電源」が、災害時の停電中に役立つ防災グッズとして注目を集めている。

  • ポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 New」の使い勝手は?
    ポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 New」の使い勝手は?
  • ポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 New」の使い勝手は?

「置き場がない」「重量があり扱いづらい」を改善

   ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大容量で、幅広い家電製品を活用できるバッテリーのことだ。コンセント電源がない場所でも使えるため、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンだけではなく、災害時の非常用電源としても使うことができる。

   容量が大きいほどサイズが大きくなったり、価格が高くなったりするだろうと躊躇する人が多いかもしれない。また、災害がいつ起こるのか分からないため、購入後に置きっぱなしにするのももったいない。

   ポータブル電源の人気ブランド「Jackery(ジャクリ)」の調査によれば、ポータブル電源の認知度は76%と高まっているが、保有率は8.2%に留まっている。一般的に、ポータブル電源は「置き場がない」「重量があり扱いづらい」などの懸念点が挙げられる。

ポータブル電源の認知、興味、購入検討、保有率(Jackery調べ/n=3万人)
ポータブル電源の認知、興味、購入検討、保有率(Jackery調べ/n=3万人)

   こうした中、Jackeryは2024年7月10日、大容量かつ持ち運びやすさを両立させたポータブル電源の新製品「Jackery ポータブル電源 1000 New」を発売した。上に挙げた懸念点を改善しており、アウトドアを含め、防災や日常でも活躍するという。

   台風の時期に停電が発生する可能性は高い。自宅でのテレワーク中に台風の影響で電力供給が止まってしまった場合、使い勝手はどうか。J-CASTニュース記者も、実際に使ってみた。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」の特長

「Jackery ポータブル電源 1000 New」
「Jackery ポータブル電源 1000 New」
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   「Jackery ポータブル電源 1000 New」は、コンパクトさとコストパフォーマンスの高さを持ち合わせている。初心者だけではなく、もう一台を購入したい方にもオススメできる商品だ。

   「Jackery ポータブル電源 1000 New」の特長はこうだ。

(1)リン酸鉄リチウムイオン電池の1000~1500Wh(ワットアワー)の電池容量で一番軽いモデル(同社調べ)
本製品の容量は1070Wh。重さは10.8キログラム。製品設計を見直すことで従来製品より全体のサイズを20%軽減した。
(2)幅広い家電製品に対応
定格出力は1500W。電子レンジ、電気ポット、電気ストーブといった消費電量の高い家電に給電できる。
(3)優れた収納性
折り畳み式ハンドルとフラットな上面に加え、AC充電スロットを従来の背面から側面に配置。狭いスペースにもすっきりと収納できる。
(4)非常用電源としても活躍
ポータブル電源を充電しながら、その他の家電製品に給電できる機能「パススルー充電」を搭載。また、無停電電源装置(UPS)機能もあるため、急に電気が止まった場合にも、電気を一定時間供給し続ける。機器の損傷やデータの消失などを防ぐことが可能だ。
(5)進化した充電時間
Jackery専用アプリを使うと、充電モードを切り替えられる点が便利。静音充電モードでは5時間、高速充電モードでは1.7時間で100%充電できる。さらに、緊急充電モードを選択すると最速1時間で完了。4000回の充電サイクル後も、バッテリー残量70%を維持する。
(6)最長5年間の保証期間
Jackeryのサイトで製品情報と本人情報を登録すると、最長5年間保証される。さらに、ポータブル電源本体の無償修理・回収サービスも実施している。

J-CASTニュース記者が実際に使ってみた

   コンパクトさとコストパフォーマンスに優れた、新製品「Jackery ポータブル電源 1000 New」。使い勝手はどうだろうか。

   自宅でテレワークしている時に、台風の影響で停電してしまった――。そんな緊急の状況を想定し、20代で1人暮らしのJ-CASTニュース記者が実際に使ってみた。

   パソコンやスマートフォンを使って仕事をしていた矢先、突然の停電に見舞われた。会社に現在の状況を報告しなければならない。自分が住む地域以外でも停電が発生しているのだろうか。いつ復旧するのか。そんな焦りを感じた。

   会社用・プライベート用のスマートフォンの電池残量は30%程度。停電が長引く恐れもある。そんな時、まずはポータブル電源を使って、スマートフォンを充電しようと思った。

   使い方は簡単だった。左側の「POWER」と書かれたボタンを長押しすると起動する。電源がオンになると、緑色のランプがついた。

   今回、ふだんから使っているACアダプタを使ってスマホを充電したかったので、その場合、右側の「AC」ボダンを押すと、ACコンセントから充電できた。なお、その左側にある「DC/USB」ボタンを押すと、USBのType-A(1口)、Type-C(2口)を使った充電ができる。また、LEDライトも付いているため、暗闇でも安心だ。

   「Jackery ポータブル電源 1000 New」は、折り畳み式のハンドルをつかんで持ち運べるが、思いのほか軽くて驚いたことも付け加えておこう。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」でスマホを充電。スマートフォンのJackery専用アプリと本体を接続すると、バッテリー残量や残り時間の確認、電源出力やライトのオン/オフを遠隔操作できる
「Jackery ポータブル電源 1000 New」でスマホを充電。スマートフォンのJackery専用アプリと本体を接続すると、バッテリー残量や残り時間の確認、電源出力やライトのオン/オフを遠隔操作できる

   突然の停電時でも、スマートフォンを充電できた! また、社用ノートパソコンも同時に充電できたことに安心した。災害に備えてモバイルバッテリーを準備している人はいるかもしれだいが、モバイルバッテリーだけしかなければ、パソコンを給電できなかっただろう。「備えあれば患いなし」だと感じた。

   ひとまず、会社にも連絡することができた(という想定だ)が、本日締め切りの原稿がこのままだと間に合わない。せっかくなので、スマートフォンとパソコンを充電したまま、仕事を続けてみた。

   しばらく原稿を書いてみると、スマホ充電とあわせて使用電力は30ワット~40ワットで推移した。動画を確認したり、画像編集ソフトを利用したり負荷のかかる作業をすると、もう少し使用電力はあがった。でも、バッテリー残量が95%の状態で、残りの使用時間は96.3時間と出ていたから、つまり単純計算で4日ほど、仕事を続けられる(?!)。

   いや、言い方を変えれば、スマホを充電しながら、パソコンを使った情報収集ができるということで、やはり災害時に役立ちそうだ。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」で、スマホ充電、パソコンでの作業、サーキュレーターを利用
「Jackery ポータブル電源 1000 New」で、スマホ充電、パソコンでの作業、サーキュレーターを利用

   だが、部屋が暑い。エアコンが使えないのだ。そこで、スマホ充電、パソコンでの原稿執筆に加え、サーキュレーターを回してみた。3つの電化製品を同時に使うことができ、普段とそう変わらない! その時、ディスプレイを見ると、消費電力は約60ワット。残りの使用時間は約13時間という状態だった。

   コーヒーも飲みたい。扇風機の代わりに電気ケトルを使ってみた。約1300ワット消費するが、普段と変わらず使用できる。もっとも、電気ケトルは消費電力が大きいため、残りの使用時間は約40分と表示された。緊急時にはケトルを使い過ぎない方がいいかもしれない。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」で電気ケトルを利用
「Jackery ポータブル電源 1000 New」で電気ケトルを利用

   「Jackery ポータブル電源 1000 New」を仕事以外でも使えるのか。定格出力が1500ワットもあるため、約1200ワットの電子レンジも、問題なく使える。緊急時でも温かい食事を取れるため、災害時には安心感を与えてくれる存在だろう。ただし、電気ケトルと同様、消費電力が大きいので、バッテリーの減り具合もはやいから、その点は注意が必要だ。

   ほかにも、一人暮らし用の冷蔵庫(約70ワット)には2時間ほど接続してみたところ、バッテリー残量は10%しか減らない。飲み物もしっかり冷えていた。このように、「Jackery ポータブル電源 1000 New」があれば、ほとんど全ての家電製品を使うことができたのだった。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」で電子レンジを利用
「Jackery ポータブル電源 1000 New」で電子レンジを利用

   ここまで室内での使用を想定して説明してきたが、「Jackery ポータブル電源 1000 New」は、ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 100」(ソーラー入力100W)に接続して充電できるのも特長だ。最大400Wのソーラー入力で、最速3時間のフル充電ができる。

   実際に試してみると、曇り空の日でも、ソーラーパネルは低照度条件下でも稼働した。ソーラーパネルからポータブル電源へは5ワットのペースで蓄電されていった。天気がいい日に蓄電しておくと、コスパの面でもよさそうだ。

ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 100」から「Jackery ポータブル電源 1000 New」への充電が可能。
ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 100」から「Jackery ポータブル電源 1000 New」への充電が可能。

   今回は台風シーズン時の停電を想定した活用だったが、キャンプや車中泊といったアウトドアシーンでも活躍するのは間違いない。持ち運びしやすく、幅広い家電製品に対応しているため、私たちの生活に安心感をもたらしてくれる製品だと実感した。

   テレワークが定着しつつある中、台風や地震などの災害時に電力供給がストップし、機器の破損や重要なデータの消失に備える必要がある。また、慌てることなく対処することも大切だろう。一人暮らしをする20代~30代の社会人にもおススメできる商品だった。

   ポータブル電源 1000 Newの価格は、13万9800円(税込)。ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 100」がセットになった商品「Jackery Solar Generator 1000 New」は、17万4600円(税込)。インターネット通販「Amazon」の「Jackeryストア」では、2024年7月26日まで45%オフで販売する。

能登半島地震ではポータブル電源・ソーラーパネルを無償提供

   今回の新製品を販売するJackeryは、米国に本拠を置くポータブル電源・ソーラーパネルのメーカーだ。同社の製品の世界累計販売台数は400万台を突破。業界トップクラスの販売実績を誇る。2012年に会社を設立し、19年9月にはJackery Japanを設立した。

   Jackeryは、災害支援や寄付などの企業CSR活動プロジェクト「Jackery Care」も行っている。活動実績としては、24年1月1日に発生した能登半島地震の支援活動や、年間の台風接近数が多い沖縄県浦添市へのポータブル電源の寄贈などだ。

   たとえば、能登半島地震の際には、Jackery Japanは1月3日にはポータブル電源・ソーラーパネルの無償提供を決定。石川県輪島市、珠洲市、能登町、穴水町の4つの地域を中心に合計260台の提供を行った。

   こうした災害支援のほか、SDGsへの取り組みも行う。ソーラーパネルを活用してグリーンエネルギーを使ったエコなライフサイクルを実現することに加え、二酸化炭素の排出量を削減して地球環境に優しい社会の実現を目指している。

(※)JackeryのCSR活動について

詳しくはこちら!

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「Jackery ポータブル電源 1000 New」
「Jackery ポータブル電源 1000 New」
●「Jackery ポータブル電源 1000 New」のスペック

【電池タイプ】リン酸鉄リチウムイオン電池
【定格容量】30.4Ah/35.2V DC(1070Wh)
【サイズ&重量】約327×224×247mm(約10.8kg)
【AC入力】100-120V~60Hz、最大15A
【DC入力ポート】PV16-60V(電圧範囲)⎓10.5A、2ポート 電流制限21A、最大400W シガーソケット 12-16V⎓電流制限8A、2ポート 電流制限8A
【3×AC出力】100V~50/60Hz、3ポート合計1500W(瞬間最大3000W)
【USB-A出力】5-6V⎓3A、6-9V⎓2A、9-12V⎓1.5A、最大18W
【USB-C1出力】5V⎓3A、9V⎓3A、12V⎓2.5A、15V⎓2A、20V⎓1.5A、最大30W
【USB-C2出力】5V⎓3A、9V⎓3A、12V⎓3A、15V⎓3A、20V⎓5A、最大100W
【シガーソケット出力】12V⎓10A
【充電温度】0度~45度
【動作温度】-10度~45度
【保存温度】3ヶ月:0度~45度、1年:0度~25度
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