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2024年7月19日(金)

辺野古 全工事中止を

安和桟橋事故 「オール沖縄会議」が声明

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は18日、県庁で会見し、新基地建設のための埋め立て用土砂を搬出するダンプトラックが、抗議市民と警備員を巻き込んだ安和桟橋(同市)での死傷事故について声明を発表しました。今回のような事故を二度と起こさせないためとして、全ての工事の中断、工事のあり方の全面的な見直しなどを沖縄防衛局に求めています。


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(写真)会見する稲嶺進共同代表ら(左から4人目)=18日、沖縄県庁

 声明は、死亡した警備員と遺族への哀悼の意を述べるとともに、事故の背景について警備会社・事業者・抗議者の間で、安全に抗議を行うための「暗黙のルール」が交わされていたと指摘。大きな事故も起こらなかったのが、警備会社や工事元請け業者が変わって以降、ダンプ誘導が強引になり危険な状況になったと述べています。

 事故発生時、左折側からダンプが2台連続して出る危険な「ルール破り」が行われたほか、歩行者の通行が優先される車両乗り入れ部で、警備員らは抗議市民に対し法的に許されないはずの歩行制止を行ったと強調。「事故原因は、新基地建設の工事を急がせるため、業者に無理を強いたことにあると思われる」として、防衛局の対応を批判しています。

 オール沖縄会議の稲嶺進共同代表は「私も安和桟橋での抗議行動に参加しているが、今回のような痛ましい事故がいつ起こってもおかしくない状況だ。防衛局は事故の責任をとり、工事をやめるべきだ」と語りました。


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